水樹奈々が座長・小林星蘭を推す映画『若おかみは小学生!』

【芸能報道】 平成三十年九月二十二日に東京・新宿にて、映画『若おかみは小学生!/ギャガ』の舞台挨拶が行われた。本作は「講談社青い鳥文庫」で累計発行部数が三百万部を誇る人気シリーズ。主人公おっこ(関織子)役を務めた小林星蘭(甲申)の他、水樹奈々(庚申)、松田颯水(癸酉)、鈴木杏樹(己酉)、ホラン千秋(戊辰)の声優キャスト陣と主題歌「また明日」を手掛けた藤原さくら(乙亥)、原作者の令丈ヒロ子(甲辰)、高坂希太郎(壬寅)監督の八名が登壇した。


本作は六月にフランスにて開催された「アヌシー国際アニメーション映画祭」に出品され、文部科学省推奨作品にも選出された。元々、原作の大ファンだったという星蘭は、キャスティングが決まった当時の想いを「(原作は)学校の図書室で争奪戦になるくらいの人気で、私も大好きです。オーディションの結果をドキドキして待っていて、受かった時は本当に本当に嬉しくて、もう泣いてしまいました。」と振り返った。


監督が五年を掛けて五万枚以上を描く

 おっこの同級生として小学六年生の真月を演じた奈々は、オーディションの時に不安を感じていた。「正直最初は、私が小学生役で、大丈夫なのかって感じていました。しかも現場で星蘭ちゃんに会って、益々、本当に私で大丈夫なのか、星蘭ちゃんごめんなさいって思いました。」と話した。しかし星蘭の堂々たる座長振りに、「星蘭ちゃんは逞しくて、アニメ版から周りの皆をぐいぐい引っ張ってくれていて安心感がありました。二人のシーンでは、ノリや感情のままにお互いが役に入っていたら、自然と出てきちゃった感じ、ほとんど打合せはしていなかったんです。でも、良い空気感で、一発OKが殆どでした。」と星蘭の魅力を語った。


五年の歳月を掛けて公開日を迎えた高坂監督は、喜びも一入。「長い闘いでした。」としみじみ一言を述べた。原作者のヒロ子からも感謝の意を伝えられるも、「描いても描いても終わらないという。最終的に描いた総数は五万四千枚に至りました。ただ、振り返ればもっとこうできたんじゃないか、という想いもちょっと残っています。」と、圧倒的な仕事量の中でも改善を見出そうとしていた。


=STORY=

小学6年生のおっこ(関織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する花の湯温泉の旅館<春の屋>で若おかみ修業をしています。どじでおっちょこちょいのおっこは、ライバル旅館の跡取りで同級生の“ピンふり”こと真月から「あなた若おかみじゃなくて、バカおかみなの!?」とからかわれながらも、旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼たちに励まされながら、持ち前の明るさと頑張りで、お客様をもてなしていくのでした。いろんなお客様と出会い、触れあっていくにつれ、旅館の仕事の素晴らしさに気づき少しずつ自信をつけていくおっこ。やがて心も元気になっていきましたが、突然の別れの時がおとずれて―。


画像提供:ギャガ㈱

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