BEYOND FES開幕、初日は吉田沙保里が登場、二十一日まで

【スポーツ報道】 東京都(知事:小池百合子)は、東京・丸の内にて『BEYOND FES 丸の内』のオープニング ステージを開催した。パラスポーツの選手の名前を覚えて競技会場で観戦・応援を望み、二十一日までの十日間に亘ってステージや競技体験等を展開する。


オープニングには女子レスリング個人で世界大会を十六連覇した吉田沙保里(壬戌)選手、走り幅跳びのメダリスト・山本篤(壬戌)選手とカヌーの瀬立モニカ(丁丑)選手が登場した。同フェスは昨年も開催。本年のテーマは「ドラマチック・パラスポーツ」。一般向け以外にも企業・団体向けの講演等も行う。


登場した三名はドラマチックな出来事を語った。沙保里選手はブラジル・リオの時の話し。決勝で「いつもは聞こえる母の声やコーチの声が何も聞こえなかったんです。集中なのか、焦りだったのか、兎に角いつもと逆でした。その時は必死だったので、この違和感は感じなかったですが、終わってみて、そう言えば、という感じでしたね。」と当時の異変を伝えた。


山本選手はカタール・ドーハの世界選手権の話し。試合直前で走り幅跳びの動きの最終確認をしている際に踏み切った腰が「ポキっとなってしまい、立つ事さえ儘ならない状態だった。」と振返った。「もう今日終わったな。」と思う程だったが、試合では見事に優勝。理由を「アドレナリンが出ていたんだと思います。」と語った。


モニカ選手もブラジル・リオの時の話し。カヌーが初めてパラに採用されたオリンピックだ。緊張しながら日本代表として大舞台に挑み、会場でのモニカコールに感動。ボランディアからブラジルの「モニカ人形」をプレゼントされ、感動が重ねられた。


ステージ終了後に三名はボッチャ対決も行った。


0コメント

  • 1000 / 1000