@cosmeが初『Beauty Day』で四億円達成、渡辺直美が美の女王に

【美容報道】 @cosmeを運営するアイスタイル(3660.T1)は、平成三十年十二月三日に一日限りのコスメ祭り『@cosme Beauty Day二〇一八』において一日としては過去最高となる四億円超の流通総額を記録した。同日には「Beauty Awards」も白金台で開催。本年のビューティ・パーソン・オブ・ザ・イヤーには渡辺直美(丁卯、写真上)が受賞していた。


来年で二十周年を迎える同サイトの当初の目標は三億円。目標より一億円を上回った。日本の美容界としては珍しく、イヴ・サンローランやシュウ ウエムラ、オペラ、アディクション等も参加した点がインパクトを与えた。同日に吉松徹郎(壬子、写真左)代取は「日本で一番、これからは世界で一番、化粧品が売れる日をつくりたい。」と初の試みを説明していた。前月に中国では「独身の日」、北米では「ブラックフライデー」の一日限定のセール日がある。


吉松代取の野心は大きく、セール終了後にも「来年以降はグローバルでの開催も視野に入れ、十二月三日を『日本だけでなく世界で最も化粧品が売れる日』に育てていきたいと考えています。」と所感を述べている。


また「トレンド ホット12」も発表。「美尻トレーニング」や「SNS売れ」等が入った。同社の分析によると、「プチプラ商品」の比率が上昇。この商品は二千円以下のスキンケア・ベースメイク・メイクカテゴリ及び一千円以下のセルフ チャネル商品。上昇理由を「多少失敗しても新しい商品を色々試してみたいというマインド」とした。そしてヒットの理由をコミュニケーションによる購入決断の後押しとした。


更に同社は「Beauty Tech(BT)度調査二〇一八」も発表。美容でARやAI等を活用するものだ。美容のテクノロジに対する姿勢を各七項目で用意して独自のスコアリングを施した。BT度が高いユーザをアーリ アダプタと見做し、彼女達はインフルエンサよりも口コミを重視し、オーガニックのコスメを志向すると分析した。調査結果本編は四十五頁で販売している。


戻り、直美が受賞した理由は、インスタ女王と言われる独自スタイルでの国内外からの評価による。直美は「私の様な太っている女性が、この様な場に立てるというのは、凄く時代が変わったのかなと思います。」と感謝を伝えた。当日は黒のドレスを新調。アイメイク等にもラメを施し、インスタ女王としての貫録を見せつけた。艶っぽい話し方を意識していた直美は、囲み取材で本年が前厄だった事を吐露。だが本年の活躍した事実を受け、来年の本厄に向けて更なる飛躍を望んだ。


写真提供:㈱アイスタイル(@cosme Beauty Awards 授賞式)

記事:荒田雅

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