【ビジネス報道】 韓国最大のインターネットサービス会社のネイバーの子会社であるLINE(3938..T1)は、平成三十年十二月十日に東京・芝公園にて『NEWS AWARDS 二〇一八』を開催した。同アワードでは本年にLINEニュース内で最もユーザが支持した媒体と話題の人を表彰する。選出はLINEニュースの独自基準。
媒体は二カテゴリ、計十三部門。ニュース カテゴリの報道大賞は「朝日新聞デジタル/朝日新聞社(写真上)」、地方メディアは「埼玉新聞」「琉球新報」「山梨日日新聞」、芸能・社会は「NEWSポストセブン/小学館」、ビジネス・テックは「アスキー/角川アスキー総合研究所」、スポーツは「フットボールゾーン/ファンゲイト」。
暮らしカテゴリのモノ・ファッションは「ビギンNEWS/世界文化社」、グルメ・レジャーは「東京バーゲンマニア/ジェイ・キャスト」、暮らし・学びは「コノビー/りたりこ」、カルチャは「ジャパーン/ワノコト」、趣味は「ベストカーWeb/講談社ビーシー」、女性は「アンアンWeb/マガジンハウス」。
話題の人も七部門。実業家・政治家はZOZO(3092.T1)の前澤友作(乙卯)代取、アイドルは乃木坂46の齋藤飛鳥(戊寅)、文化人は福田雄一(戊申)、アーティストはDA PUMP、アスリートは槙野智章(丁卯)、芸人は野生爆弾のくっきー(丙辰)、俳優・女優は浜辺美波(庚辰)を選出した。
<予算二倍で一.八億人を目指す>
全ての表彰が終わった後に同社は、本年を振返り、来年の戦略を発表した。最大トピックはLINEニュースが日本最大マスコミに踊り出た事。国内の主要な新聞、TV局、ネットテレビ局を凌駕する。十月時点で一.四億のユーザ(友だち)を有する。本年は新たに五十六媒体の掲載を開始した。増加の原因は二つ。キャンペーンと送客改善。前者ではLINEニュースが掲載媒体の事実上の広告出稿として三.一億円相当を費やした。後者では記事への直接リンク等を施し、前年同月比で五.六倍に増やした。
来年の目標は百三十㌫増の一.八億人。講ずる施策は以下の六つ。
- IDベースでの出し分け;全ユーザが同じ画面内容を見る「ブロード・キャスト型」からID別に画面内容を変える
- フォロー導線の強化;記事下のUI改善等
- キャンペーン最適化;AI(機械学習)強化
- 新フォロワ支援策;LINEニュースが一.五億/月のインプレッションを掲載媒体へ提供
- 媒体ホーム新設
- 検索機能の強化;検索ボックスの常時表示
以上を予算の二倍にして目標を約束とした。
写真提供:ライン㈱
記事:荒田雅、撮影:金剛正臣
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