マーケティング・テクノロジーフェアのB2Bサービス

【ビジネス ニュース】 平成二十八年二月十六日と十七日の両日に東京・有明にてUBMジャパン(代取:クリストファー・イブ)は、国内最大級となるマーケティング担当者向けのイベント『マーケティング・テクノロジーフェア 二〇一六』を開催した。今回で四回目を数えた本展は、基調講演等が約八十セッションが実施され、出展者数は過去最大の八十六社、展示面積は前年比で五割増しとなった。


 プラチナムのオフィシャル スポンサである米セールスフォース・ドットコム(CRM.N)は、世界市場でシェアが一位(昨年のGartnerレポートより)の「クラウド型CRM(顧客管理)」を推した。新たな営業手法として、SFA(営業支援システム)の前段階であるMA(マーケティングの自動化)を提案。B2Bを意識した、営業部とマーケティング部の情報共有の重要性を訴え、社内はもとより事業パートナ・クライアントとの繋がりを本CRMで達成できる点を強調。いつでも、どこでも営業活動を可能にするシステム連携や感覚的に使い易いUI(ユーザインタフェース)が魅力であろう。特にサイトで得れる「B2B マーケティング完全攻略ガイド」は初心者からも参考になる資料だ。




<B2BのDBと動画>

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(代取:増田宗昭・中西一雄)が主要株主に並ぶランドスケイプ(代取:福富 七海)は、国内の法人DB(データベース)を利用したソリューションを提供する。特異点は、営業リストを作成できるコト。同社の法人DBは、八百二十万件(報道現在)と国内最大で、クライアントの要望に適った営業先をDBから抽出し営業リストを提案するコトができる。当然に上場企業から中小企業、個人事業主を含み、官公庁や学校・医療・公益法人まで取り扱う。B2B市場開拓の支援ツールとして「uSonar」がある。こちらは先の静的なデータのみでなく、動的なWebアクセスログや企業のニュース等を統合しSFAに連結できる。



 最後は世界最大級を謳う、動画制作のクラウド ソーシングを主たる事業とする90 Seconds Japan(代取:山畑達也)。日本以外にサンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、ニュージーランド、 オーストラリア、シンガポールに拠点を構える。ニーズの高い動画制作を中継ぎする企業で、クリエイタ数は五千以上、国内と同じ価格で世界ロケが可、BGM等の音も対応できる。他のソーシング系と比べると中継ぎで最後まで動画に責任をもつ点が異なるだろう。他社は比較的、投げっ放しが見受けられる。また広告企画と効果測定まで行える。価格・スピード・品質に自信をブースで示した。



記者:金剛×撮影:原田

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