第三回『こども新聞サミット』が開幕、小学生の記者達がスポーツ庁・長官に会見【質問全文】

【社会報道】 こども新聞サミット実行委員会(幹事社:朝日学生新聞社・毎日新聞社・読売新聞社)」は、平成三十一年三月二十六日に東京・青海にて第三回『こども新聞サミット』を開催した。二十七日までこども新聞の記者達がテーマ「みんながスポーツを楽しむには」に関して議論する。このサミットは全国二十七誌の小学生の子ども記者達がチームに分かれて議論をする。

初日には子ども記者達がスポーツ庁・鈴木大地(丁未)長官に対して記者会見を行った。


冒頭で子ども記者達を前に読売新聞グループ本社(代取主筆:渡邉恒雄)は、記事について説明した。記事は報道と社説等の提言の二つに分かれ、特に後者においては様々な人の意見を聞く重要性を説いた。そして「良い新聞記者は聞き上手。」と記者としてのコツを伝えた。


基調講演を行った長官に対する記者会見では、六つのチームから代表者が登壇し、代表質問を投げ掛けた。長官は水泳の金メダリスト。

  1. 「小学生の時に水泳を始めていらっしゃいますが、当時住んでいた町でオリンピック金メダル獲得に繋がる、あるいは水泳選手になろうと思った体験はありますか」
  2. 「私は四才まで水泳を習っていました。でもテストでなかなか受からなくて辞めてしまいました。今はもっと泳げれば良いなと思います。私みたいな子どもが楽しく続ける為には、どうすれば良いですか。鈴木長官の経験を踏まえて教えてください」
  3. 「鈴木長官は現役時代に水泳を通じて何を学び、今の仕事や生き方にどんな影響を与えていますか。また子どもがスポーツをする事によって、どんなものを得られると考えていますか」
  4. 「競泳をはじめとするパラリンピック競技の選手を見て、鈴木長官が凄いと思う所はどこですか。またオリンピック・パラリンピックに関わらず、競技に臨むには気持ちを強くもつ必要があるとお思います。鈴木長官はソウル オリンピックで金メダルと獲った時、どの様な事をしていましたか。お聞かせください」
  5. 「今の水泳選手は科学技術を利用した温水プールにてトレーニングをしたり、様々な工夫がなされていますが、鈴木長官の現役時代にも『あったら良かったな』と思うトレーニング方法がありましたら教えてください。またスポーツ庁として科学の力をどの様に役立てたいと思いますか」
  6. 「学校でアンケートを採ったら、スポーツ ボランティアや応援をしたい人がたくさんいました。小学生でもスポーツ ボランティアを登録できる様になると良いと思いますが、現在、十八才以上の所がほとんどです。鈴木長官は小学生がスポーツ ボランティアをする事について、どう思われますか」


更に代表質問以外にも、各子ども記者達から質問を受け付け、多数の記者達が挙手し、積極的な姿勢を新聞各社の大人記者に見せ付けた。長官は一つひとつ丁寧に答えていた。


今回の六チームは分科会形式で、それぞれ地域振興「スポーツで自分のまちをもりあげよう」、同「スポーツでわくわくのまちに」、共生「障がい者スポーツを楽しむには」、科学技術「科学の力で20XX年のスポーツ界は?」、支える「こどもにできるボランティア・応援」、教育「こどもは何のためにスポーツするの?」に分かれて議論し、翌日にアクション プランを纏め、プレゼン。最後に全体討議を経て今回のテーマの答えとなる提言を発表する。


撮影記事:金剛正臣

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