with コロナ・after コロナ、人生(ライフ プランニング)の再設計

【人生考察】 武漢肺炎(新型コロナ)は何時、収束するのか。現時点では不明である。一つ分かっている事は、今までのインフルエンザの様に一季で終わるような代物ではない点だ。


米「疾病対策センタ(CDC)」は、今冬に米国にて武漢肺炎の第二波とインフルエンザ流行が重なる恐れを伝えた。米「ハーバード大」のチームは特効薬・ワクチンが未開発ならば、四年まで米国が自粛措置等を断続的に行うと分析した論文をまとめた。報道現在で米国は世界最大の感染者数を記録している。


日本も五月六日までの自粛要請を延長する見込みで、その延長期間は一週間案から九ヶ月案が挙がっているとも。何にせよ、世界流行の前の世界に戻る見込みは薄い。


人生(ライフ プランニング)を再設計した方が良いだろう。


例え武漢肺炎が収束に向かっても、その後の世界は変わっている可能性があり、次の新たなウィルス発生・流行もあり得る。「withコロナ(wコロナ)」と「afterコロナ(aコロナ)」で分けて考える。第三次産業従事者の例。


「wコロナ」期で資本を形成、「aコロナ」期で資産を形成する。

生活水準(変動費・固定費)は必ず大胆に下げる



 先ず、「wコロナ」期は自粛が基本となる。ワクチン開発や集団免疫の時期により、数年の幅がある。最悪のケースで数年間の自粛を前提とする。目下、所得は減少。働く場所にもよるがテレワークが主体となる。数年掛けて、できれば一年でテレワークでの生産性を向上(BPR、ビジネス プロセス リエンジニアリング)させ、所得の減少分を埋める。


時間は余っているので、パートナが居る場合には所得増加の戦略を練る。家庭内タスクフォース(TF、実際はユニット)の形成だ。昭和の日本の様に家庭内でビジネスを立ち上げ、月に十万円の売上げを目指す。これは保険でもある。パートナとの相互補完でTFを立ち上げられるならば、即、事業計画を立案し、実施に移す。

※最初から厳密な計画にしてはならない。



今は学習の機会

 即時の立ち上げが厳しいのであれば、戦略的に学習をする。特に経営学(経営戦略)を学び、事業ドメインを設定。互いの強みを活かせるビジネスは何かを探る(ゴール)。ゴールが決まれば、マーケティングだ。需要があるか否か。その需要は顕在需要か、潜在需要か。マーケティングはHP(ブログが主)とソーシャル メディア(SNS)なので、互いの実名アカウントが重要性を帯びる。


この辺りで副業申請となる。副業できなければ「wコロナ」を生き抜く事は難しい。特例的な転職需要も増えていくので、副業可な転職も検討に値するだろう。


TFの継続と断念はSNS上の数字から判断する。ビジネスは「トライ&エラー」が基本なので、一つのビジネスに固執しない点がポイントだ。目的は所得の補填なので、互いの強みが変化しても構わない。需要があるか否か。そしてビジネスには二種類しかない。独自か、模倣か。独自ビジネスは当たれば大きいものの、リスクも大きい。模倣はリスクは小さいものの、利益も小さい。


目指す売上高は月に十万円で良い。その為に学ぶ。これが知識の資本だ。

独身者ならば、ビジネスで培った人脈を駆使して探りを入れ、TFでいくか、単体でいくかを判断する。



 次に「aコロナ」。本業がDXに成功していたら、所得は以前の様に戻るかもしれない。その際には副業を捨てても良い事になる。この時点で副業がある程度に育っていたら、法人成りも考える。収入源は複数あった方が良い。一本化はハイリスクである事を「wコロナ」期に学ぶ。


法人成りの場合、簡単には従業員を増やさない。法律上、従業員の解雇が非常に限定的だからだ。これは「wコロナ」期でも言える事だが、AIサービスを如何に利用できるかにある。人を雇うぐらいならば、AIサービスを選択する。目指す売上高は月に百万円。経営学を学んでいれば、営業利益の重要性が分かる筈だ。いわゆる無駄の少ない筋肉質な経営体質になっておいた方が良い。メタボ型だと、いくら売上高が上がっても利益が少なくなってしまう。


法人成り後は、新興企業と組む事を薦めたい。中堅・大手とは原則、組まない。何故ならば、こちら側の交渉力が弱いからだ。不平等契約になる。よって平等契約(Win-Win)となる新興企業と組み、売上高を月に一千万円を目指す。間違っても、こちらが圧倒的に有利になる様な契約をしてはならない。信用を失う。企業の信用情報はネットに直ぐに出回るものだ。



借金で資産の積み増し

 「wコロナ」期、「aコロナ」期で共に言える事は、政府系が提供する借金は満額で借りる様にしておく事。元本返済の据え置き期間があるし、金利も圧倒的に低い。『ビジネス(利益)の成長率>金利』ならば問題がないので、金利以上の働きをすれば良い。最初は労働の物量戦術だが、一程度に知見(統計)が集まれば効率的にビジネスを経営する事が可能になる。手持ち資金が薄いとジリ貧に陥りやすい。売上の増大迄に時間を長く要してしまう。借金してでも厚みをもたせると、ビジネスが軌道に乗り易いだろう。


当然に倒産のリスクもあるが、それは常態だ。過去にしがみつき続ける方が相対的にリスクが高くなる。


以上が、大まかな人生(ライフ プランニング)の再設計となる。

世界は景気後退局面に入るので、新ビジネスが生まれる時期に入っている。動き出す基準は日本のGDP成長率だ。IMF(国際通貨基金)の予想では、日本の令和二年度の成長率はマイナス五.二㌫。所得がマイナス五.二㌫を下回るならば、動き出した方が良い。現在の所属するビジネスが衰退ドメインになっている。


DXでV字回復できるかもしれないが、それは取締役会のみぞ知る。楽観的に信じるべきかどうかは、各人の判断となる。


何よりも新ビジネスが生まれるという事は、死ぬビジネスも出てくるという事だ。


記事・画像:羽田野正法

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