東京都はオンライン学習を五月中旬に前倒し、日本マイクロソフトと

【教育報道】 東京都(知事:小池百合子)は、令和二年五月中旬より教員と児童・生徒間の課題の配信や提出、双方向での学習等が可能となるICTを活用した学習支援サービス(オンライン学習)を全都立学校に導入する。武漢肺炎による都立学校の休業の長期化に伴い、都は日本マイクロソフト(代取: 吉田仁志)と八日に協定を締結。学習支援サービスの導入を十一月予定から五月に前倒しする。


サービスは、日本マイクロソフトの学習支援サービス「オフィス365」を利用。課題の配信や提出物・評価管理、Web会議等は「Teams」。オンラインストレージは「OneDrive」。共有や共同編集等が可能なデジタルノートに「OneNote」。この三ソフトでサービスを提供。サービス内容は以下の通り。


  1. 児童・生徒への課題の配信、回収
  2. 学級会活動やホーム・ルーム活動の実施
  3. 双方向による個別・集団による学習指導の実施等


都は、学びのスタイルを“知識習得型”から“課題解決・価値創造型”へと転換する「TOKYOスマート・スクール・プロジェクト」を推進。都立学校では、オンラインによる教育を実施できる様にハード及びソフト両面の環境整備を進めている。本件は、『「未来の東京」戦略ビジョン』を推進する先導的事業。



七日には、緊急事態措置の延長等に係る補正予算を専決処分していた。今回の補正では四百四十九億円(累計七.八兆円)となった。主に「生活福祉 資金貸付 事業補助」の三百三十七億円が主軸だが、子ども向けも三本を計上した。補正全体に占める子ど向けの割合は、二割強。


  1. 区市町村立学校におけるオンライン学習等の環境整備に向けた緊急支援;八十四億円
  2. 小学生向けの生活・学習番組の放映;二億円
  3. 学童クラブの午前中からの開所に上乗せ補助;二十億円

写真:FPhime

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