「第一思考・直感」「第二思考・熟考」「第三思考・無意識」を使いこなせ、と影山徹哉 博士

【人生・書籍考察】 人生は選択の連続。当たり前なことだが、当たり前ではない。普通は、その時々においてベストないしベターな選択を行ってきたハズ。ならば、今の貴方は「ベストないしベターな人生」であるハズだ。


知っている。ほとんどの人達が理想や予定通りの人生になっていないどころか、ほど遠い。


ならば、その時々の選択が誤っていたことになる。しかも、ほとんどの人達が。


選択を入力(インプット)とすると、出力(アウトプット)は結果。そして出力の効果は成果(アウトカム)。人々が操作・管理できるのはインプットだけ。このインプットが正しいと最後のアウトカムは「ベストないしベターな人生」になる。プログラミングを学んでいれば、すぐに分かる話だ。


一つ結論は出ていた。部分最適は全体最適に対し、等号(イコール)ではない。その時々の選択の最適化は、結果と成果の最適化とは異なる。



<行動経済学の先、経営脳科学>

 その理由を解き明かした一人の若き経営脳科学者がいる。「京都芸大」の影山徹哉(壬戌)客員教授だ。医学博士でもある。三十代の氷河期世代だ。近著「Third Thinking/あさ出版」に理由を記した。


「ノーベル経済学賞」を受賞した米・行動経済学者のダニエル・カーネマン(甲戌)は、「ファスト&スロー/早川書房」にて思考には“早い思考”と“遅い思考”があるとした。早い方は直感。遅い方は熟考。影山教授は、この二つにもう一つ“無意識の思考”があると付け加える。「この研究分野における世界的なトップランナーと自負しているのです。」と最先端を走っている実感がある模様。


世界的に“無意識”に関する論文は少ない。仏教では唯識「末那識(まなしき)」「阿頼耶識(あらやしき)」が“無意識界”に相当。そういった概念が仏教にはある。西洋の科学では、これからの分野が“無意識の思考”なのだ。



考えるとは三つのプロセスのこと

 影山教授は、この「第三思考・無意識」を「第一思考・直感」と「第二思考・熟考」と共に使いこなすことを推奨している。少し近著の内容を伝えると、「第二思考・熟考」は人生の意思決定に向かない点だ。だが多くの人達は「第二思考・熟考」で意思決定、つまり選択してしまっている。

よって「ベストないしベターな人生」でない。


ようやく科学が仏教に追いついてきた。同じく神道も少しずつ科学的解明が行われている。


脳内で意識できる部分は五㌫程度と言われている。残りの九十五㌫は意識できない部分と。宇宙のほうをみてみよう。人間が知覚できる原子等の通常の物質は五㌫程度。残りの二十七㌫が暗黒物質(ダークマター)、六十八㌫が暗黒エネルギ(ダークエネルギ)と算定されている。


脳や宇宙、免疫力やスタミナ等と科学で証明できるものは、ほんの一握り。全体像の判明は、まだまだ遠い。


影山教授が推奨する「第三思考・無意識」を自己管理(マネジメント)できれば、これから数十年の人生も変わる。間違いなく変わると自己の経験より言える。変えるべきは選択の仕方。習慣化した意思決定の方法を否定し、改善することなのだ。


0コメント

  • 1000 / 1000