アート的思考で自分の可能性に気づく|起業家・中小企業向けワークショップ

【ビジネス報道】 令和二年十月十二日からオンラインにて中小企業 基盤整備機構(中小機構、理事長:豊永厚志)は、起業に関心を抱く者と新事業に取組みたい中小企業に向けて対話型ワークショップ(全三回)を開催する。同機構の創業・ベンチャー支援部「TIP*S」が実施する。


今回は「アート的思考で自分の可能性に気づき、やりたいことに向けて一歩踏み出す」ワークショップ。時代は経営工学から芸術経営へシフトしつつある。“経営の神様”と称された松下幸之助(甲午)は「経営は生きた総合芸術である。」との言葉を残した。現・パナソニックの経営者だった。



<正解よりも納得解>

 「リスクがどの程度か把握できないから」「儲かる画が見通せないから」「顧客に支持されるか調査が不十分だから」等と、“分からない”を理由に行動が止まってしまう人がいる。一方、分からない状態ながらも、何かしらの意志をもって行動を開始し、様々な課題を解決したり、イノベーションを起したりするような人もいる。成功を確信してから動くのではなく、多少の不安や迷いがあっても先に進む事ができる。

この違いは、どこから出てくるか。


今回のワークショップの狙いは、アート的思考を使って自分の感性を存分に働かせ、様々な形で“分からない“という状態を体感し、自分なりの向き合い方を自覚する。自覚によって、可能性を信じて最初の一歩踏み出す。自分のこれまでの枠を外し、ワクワクを実現する為に論理的な「正解」を探すのではなく、「納得解」を得る為の視点やスタイルを身に付ける。


論理的な正解は、小売りの神様と称された鈴木敏文(壬申)によれば、仮説と検証によってのみ導き出せる。行動の結果が無いと論理的な正解・不正解を検証できない、という事だ。


以下が、今回のワークショップで学べる事。

  1. “分からない”状態を様々なケースで体感し、自分の“認知”の特徴を知る
  2. 「納得解」を得るプロセスを理解し、“分からない”状態を機会として捉える視点をもつ
  3. 自分のワクワクを人と共有する為のロジックだけに頼らないコミュニケーション スタイルを身に付ける


以下を対象者と想定している。

  1. 起業に関心を抱く者、新事業に取組みたい中小企業
  2. やってみたい事はあるが、なかなか先に進めない者
  3. 最初の一歩の踏み出し方がわからない者
  4. 現状に満足していないが、何をすれば良いのかがはっきりしない者
  5. 具体的なプランで人を説得しようとしているのに、上手くいかない者

画像:独法 中小企業基盤整備機構

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