マンション売却価格を知ってから依頼先を選ぶ新サービス『ウレタ/すたむす』

【ビジネス報道】 令和二年九月二十四日にオンラインにてAIを用いた不動産の買取再販事業を営むすたむす(代取:角高広)は、『記者向け新発表並びに事業戦略説明会』を開催した。所有するマンションの売却価格を知ってから、依頼先を選ぶ「ウレタ」を発表。マンションの売主と不動産会社をマッチングする。

マンションの売却価格を知ってから、不動産会社を選べるスタイルは業界初。


同社は不動産テック企業。角代取(己巳)は、三十代に入ったばかり。二年前に創業した。主力の「すたむす」は、売主より最短二日の即時買取を行い、リノベーションを施して買主へ直販する。仲介を通すと手数料が十二㌫と二十四万円が掛る所、同サービスは無料。リノベ分の差額で利益を得るビジネス モデル。ポイントはAI査定で、売却価格は最短一時間で提示。


この二年間で同サービスのユーザ層は四十代、五十代と三十代・六十代の順(報道現在)。不動産業界の平均年代よりも十歳若いと自負する。男女比は七対三。



<一年後までに首都圏+主要都市>

 今回の新サービス「ウレタ」では、すたむすのユーザ層を引継ぎ、更に五歳から十歳若いユーザ層を狙う。すたむすとの違いは、直接か仲介か。「一括査定サイト」と形式が似ているが、中身は大いに異なる。こちらもAIと不動産の専門家が適正価格を査定。通常は営業担当が属人的に価格を査定している。個人情報の入力は不要で、営業はない。


これまで同社で提供してきたマンション売却価格の算出技術を用い、自社開発した「価格査定アルゴリズム」を活用。マンションの売却希望者が、物件が所在する地域に詳しい仲介会社に相談して少し時間が掛っても高く売却するか、仲介会社に相談せずにオンライン上で素早く売却するか選択できる業界初の仕組みも提供する。価格かスピードかの選択。


既に二十三区全域でβ版を展開しており、同日より本格稼働となる。地域一番店を中心に五十社以上が掲載。今後もエリアを拡大していく。この地域一番店もポイントだ。不動産業界の大手・中堅は接客レベルが低く、マウント的な面もある。地域一番店は信頼で成り立つので、安心感があるだろう。そして価格は適正。


また「業界特化型Saas」として、すたむすは弁護⼠、税理⼠、不動産仲介(地元密着)、保険代理店と⾦融機関へサービスを提供している。既に四百社以上の法⼈に導⼊実績がある。


ウレタにつき、角代取は「全国で展開していく予定です。二〇二一年の三月までに首都圏(一都三県)の全域を対象とできる様に。一年後までには主要都市、更に先には全国どこでも使えるサービスにする予定。」と目標を語った。

二月には米国企業から四億円を資金調達済み。計十億円程度の資金調達を見込む。


画像:㈱すたむす

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