コロナ期でやる事は自身の『価格交渉力』を高める事

【ビジネス論説】 コロナ禍を契機にDXが強力に推し進められ、真に働き方が改革されている。


COVID-19は、あくまでもウィルスの一種。先進国だけが繋がっていた時代とは異なり、発展途上国と先進国が繋がる事で今回の様な世界規模のウィルス災害が起きている。公衆衛生が高いG7だけではなく、公衆衛生がG7よりも低いG20と旅客機で繋がり続ける以上、今後も他のウィルスや細菌が世界的規模で拡がるリスクは内在する。


ビジネスで安定的に収入を得る為のリスク回避方法は、テレワーク。


これは人材のポータブル(携帯)化とも云える。その人材に価値があれば、日本のどこでも世界のどこでも仕事を行い、収入を得る事ができる。


ベストは世界市場で通じる人材に成り、「価格交渉力」を高める事だ。

例を挙げると、クラシックでの指揮者やポップスの世界アーティスト、ビジネス界の超高給な外取等。


ベターは国内市場で通じる人材に成り、「価格交渉力」を高める事。

国内における自身の“仕事の成果”の市場価値を知り、品質を高める。価格を下げる事は推奨しない。一言なら自身のブランディングとなる。ポイントは仕事そのものではなく、“仕事の成果”である点。



「仕事そのもの」「仕事の結果」「仕事の成果」

 仕事そのものの価値は普通、上がらない。逆に下がっていく事は歴史が証明している。例えば、バイトや非正規は仕事そのものを提供(肉体労働)し、対価を得ている。決まりきったプログラミングも入る。ここでは価格を交渉できないとみた方が良い。


次に“仕事の結果”の市場価値だ。納品業者等をイメージして欲しい。とある仕事を請け負い、期日までに納品・納入する。記者や宅配業者、マンションの施工業者等が当たる。先の仕事そのものよりは価格交渉ができるが、伸び代があまりない。市場としての限界がある。一記事、百万円とは成り難いだろう。


最後に今回のポイントである“仕事の成果”。これは年俸制のプロ野球選手や広告起用される芸能人、外取、ビジネス弁護士等が当たる。“結果”との違いは手続きをこなし、対価を得るのか。それとも手続きをこなした上で更にクライアントへ利益を与え、その分の一部(パーセンテージ)で対価を得るのか。


成果にこだわるビジネスマンは、価格交渉力が格段に高まる。百万円の仕事に対し、百万円以上でクライアントへ利益を与えるのは当たり前だ。これが分からない者は論外である。もし百万円の仕事を渡して、その成果が十倍、百倍でクライアントへ返ってきたら如何か。クライアントはリピートしないだろうか。



「倍返し、十倍返し、百倍返し」

 これは憎しみではなく、利益を返す。繰り返していけば、業界信用は格段に上がり、価格交渉力を高める事ができる。当然に邪魔は入るもの。だが、きっと邪魔をする者は十倍、百倍で返せない。よって、何れクライアント達から見放される。善行は悪行に勝る。第四革命下では、悪行は決して善行に勝れない。


この様に仕事は成果に焦点を当てる事ができるか、否か。強いているなれば、過程は問題ではない。結果(コスパ)も問題ではない。クライアントや市場が求める成果(利益)が出ない事が問題なのだ。これは故ピーター・F・ドラッカーもうるさく伝えていた点である。


まとめれば、「成果至上主義=高い価格交渉力」となる。

コロナ期は転換期、チャンスである。

一度、どこかでブランドが成り立つと数十年は逆転の見込みが無い。

(了)



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