若者・若手は軽んじられている、但しソレは洗脳だ

【社会コラム】 今の若者を含む若手には自信が無い。自分を信じる心のことだ。


理由は若手以上の大人達が、若手を軽んじてきたからだ。人を軽んじる行為は誤っている。


「若手には力が無い」と思わせる洗脳なのだが、実際には異なる。スマホやPCの使いこなし(技術)は若手の方が遥かに優れており、ビジネスでは実に柔軟な発想(アイデア)が各取材で若手から出てきていることを報じている。多数の中年・シニアは扱いこなせなし、アイデアは貧相。


政治の面でも保守や革新などは気にせず、社会が良ければ良いと、恐らく右でも左でもどっちでも良い。この思想こそが正に「リベラル中道」。中年・シニアには理解できない。頭が凝り固まっているからだ。


社会では自身の所得の最大化、小金持ちに成ることに固執しない。それよりも人の為、社会の為に自身が何ができるか。自身は社会に必要とされているか、を意識する。中年・シニアの絶対数は社会派ではなく、自己中。



では何の為に中年・シニアは若手を軽んじるのか。先に挙げた技術・政治・社会から、逆の立場になってみると分かる。勝てる部分は何もない。それは現代だけでなく、いつの時代でも基本的に中年・シニアは若手には勝てない。だから若手を軽んじ、優位に立とうとする。さもなくば、突き落とされるからだ。


若手に自信を失くさせようとする。



そういった洗脳は解き放った方が良い。あなた方は勝てる。ただ、一人では勝てない。向こうはだいたい集団だ。なら、こちらも若手で集団になる。若手だけで集団になる必要はない。今の若手を憂いている中年・シニア、若手を応援したい中年・シニアもいるので、豊かな人生の知見を参謀として迎えよう。


世にある有名・著名なものは、一つのブランド。そのブランドは過去から成り立っている。若手は、その過去からのブランドを未来に残すか否かを決定する権利を持っている。一般的に有名だから、著名だからを重んじるのも良いだろう。ただ、そこには中年・シニアが君臨している。


ココ・シャネルやドルチェ&ガッバーナたちのように自身でブランドを立ち上げる方が、きっと自由で愉しい。一方、苦しみも多い。自由と責任は等号。Amazon、Apple、GoogleやFacebook、サイバーエージェント、ライブドアなども若手が創り上げたブランドだ。彼らは第三(ネット)革命下で勃興した。


今は第四(AI・ロボ)革命下。少しずつだが、若手が勃興し始めている。洗脳から解けた者たちだ。会計の分野ではfreeeやマネーフォワード、法務では弁護士ドットコムなどが上場。国内最大のCF・キャンプファイヤも若手。ライバルのマクアケはサイバーエージェント下の企業で上場しているものの、ユーザは前者を好む。若手がトップと中年がトップの違いが如実に出ている。


このように大資本であっても、所詮、カネしかない。



経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」。今ではヒトこそが最大・最高の資源。カネは後でいくらでもどうにでもなる。ただ、ヒトはどうにもならない。優秀なヒトを雇ってもスマホのように使いこなせる代取でなくば、宝の持ち腐れ。若手の能力を最大限に発揮できる者は、恐らく今の中年・シニアでは皆無に等しい。小物では大物を扱えないだろう。


取材をしていた中では政治・経済・社会の全てを含めて安倍内閣がズバ抜けて、若手の能力を使いこなしていた。よって歴代最長の政権となった。彼らは若手と共にあった。


そんな懐深い人間は、そう簡単には出てこない。待っていても時間を浪費するだけ。


例えば、橋下徹や堀江貴文は著名だが、彼らは若手に対して何をしてくれているのだろうか。若手に対して何をしたいのだろうか。不明であるなら、およそ何もない。



我々は若手の意見が政治・経済・社会で反映され、中年・シニアよりも国内で優位に生きれることを実現したい。それが少子高齢化を打破し、中年・シニアに恩恵を与えることができる。結論、これでいがみ合う社会から解き放たれる。それは我々が中年・シニアになっても同じ。常に若手を優位にする。「若者こそが希望だ。」という人はいないだろうか。だが、その実、希望という割には何も与えない。口だけだ。


口だけは要らない。その中年・シニアが要るか要らないかは若手が決める。それが唯一の未来志向。若手に認められる中年・シニアは、それはそれは大変に優れている御仁であろう。そんな御仁は若手から引く手数多となる。そう、我々、若手が欲しいのは、そんな御仁なのだ。


そんな御仁がいてくれないから、若手は日々、迷う。時に命を自ら断つ。



いないなら仕方ない。強くなるしかない。器の小さな中年・シニアはブロック。自信がつくまで排除し続けて良い。それまでは若手同士で真剣に生きる。コミュティを創り、市場を創り、社会に認められる。既成のブランドには固執すれば、これは実現しない。


自信が無いのは勘違いだ。己の可能性を探し出す、掘り起こす必要がある。そして、その才能を伸ばしてくれる者が欠かせない。勝てる力はある。ただ、出会いの旅に出てないだけだ。

洗脳から解き放たれたい。

先ず自分から自身を信じよ。


記事:金剛正臣

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