【社会ニュース】 平成二十八年七月二十二日、東京・有楽町駅前にて『有楽町秋田マルシェ「美人キッチン」/秋田県』が開催された。このイベントは秋田県の地域物産を通して生産者と東京の人々と繋ぐという趣旨の下、全十六の出店ブースが開かれた。秋田といえば米のイメージだが、その他にも多数の魅力的な農産物が出店・販売された。
この時期の旬な秋田の農産物は意外にもスイカ。会場内では「横手市農業近代化ゼミナール」と「楽農喜族 Yuzawa」がそれぞれ販売を行った。後者の販売する大玉スイカは羽後産で糖度が高く、秋田県内で知らない人はいない程だ。産地直送も可能で都内でも羽後産の甘いスイカを堪能できる。担当者は「意外と知られていないのですが、秋田でもスイカが栽培されているという事を知って欲しい。」と旬な食材をアピールした。
※写真は、出展ブースより
<ワインに合う、いぶりがっこ>
その他のオススメ食材はアスパラガス、じゅんさい、比内地鶏、いぶりがっこ等がある。いぶりがっこは漬物として使う干し大根が凍るのを防ぐ為に、大根を囲炉裏の上に吊るして燻し、米ぬかで漬け込んだ雪国秋田の伝統的な漬物。秋田の方言で漬物を「がっこ」と呼ぶ事からその名が付けられた。燻製されているので香ばしい香りが特徴的。ワイン等のおつまみにもオススメだろう。「地元では知られていても、全国的には知られていない物が沢山あるので、この機会に知ってもらえると嬉しい。」と、いぶりがっこの美味しさを伝えた。
同イベントでは地元の農業者が直接販売をしており、会話を通して農業や食の大事さを伝えていた。若い農業者も多く、中には農業女子の姿も。「農業は一人で行っていくのは、なかなか難しい。家族で繋いでいく事は勿論、若い方に興味を持って頂ききたいと思う。」と、このイベントを通して秋田の食文化だけではなく、農業の必要性も担当者はアピールした。尚、同イベント内で出店された農産物は都内でも有楽町「秋田ふるさと館」、品川「あきた美彩館」、また「マルシェ・アキタノ」のネットモール内でも購入が可能だ。
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