女子向け屋形船は初の洋式で「晴海~台場間」の船宿あみ達、都心で『Awe』体験が可

【ビジネス報道】 令和二年十一月十七日に東京・勝どきにて船宿あみ達(代取:髙橋悟)は、メディア向けに新ランチ クルージングの乗船イベントを開催した。斬新なピンクの屋形船は、老舗の革小物製品専門店「東屋(あづまや)」とのコラボ。


新しい屋形船スタイル「東京モダンな舟遊び」を提案する。女子仕様である点と隅田川界隈としては、初の洋式スタイルである点が特徴。屋形船なのにフォークとナイフで品良くランチを愉しめる。もちろん各席は仕切られており、コロナ対策も充分だ。


最寄り駅は「勝どき」で、黎明橋公園内にある「朝潮小型船乗り場」より出船。台場にて停泊してガレット等の食事をし、復路にて「パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ」が提供するスイーツを味わえる。


このスイーツは、五十嵐宏シェフによるもの。平成二十二年に五十嵐シェフは「ワールド ペストリーチーム チャンピオンシップ」にて、味覚担当部門シェフとして日本代表チームに選出。日本人初の総合・個人部門共に優勝した。世界一のスイーツを味わえる。

スイーツは十種類から、ガレットは三種類から選べる。


<一体、何が最高クラスなのか>

 一重にロケーションが良い。丸の内から勝どきまではタクシーで十五分程度。豊洲からは十分と手軽な場所に船の乗り場がある。このランチ クルージングのターゲットは、アッパーマス層の女子なので、ビル群のストレスを発散するには、都心では最高クラスのランチかもしれない。


理由を示す。先ず、料金は一人一万円弱。普通の屋形船とは異なり、胡坐はかかない。椅子とテーブルでランチを食す。サラダやスープが提供されるまでに、往路では運河を抜け、東京湾へと向かう。その際の景色はエスケープ(脱出)感。日々のストレスから解き放たれる経路。取材映像でも、そのエスケープ感を音と共に伝える。


湾に出れば視界が開ける。世界一の都市・東京を遠目で眺める事ができる。スピード感は映像を観て欲しい。程好い滑走感で、遠巻きに東京の大ビル群を望める。この“自身”という存在を、さっきまで居た大ビル群から現実的に、かなり引き離す事ができる。


台場にて停泊する頃にメインディッシュ。先程までの滑走感とは異なり、“ゆらゆら”。フォークとナイフで気品ある音を奏でながら、湾で遊ぶ野鳥を眺める。正に優雅な一時だ。取材時の様に晴天であれば、太陽と波の煌めきによりランチを演出してくれるだろう。



スカイデッキでAwe体験

 復路では世界一のスイーツ。こちらの感想は、フルーツを活かした甘さといえる。フルーツが本当に美味しかった。瑞々しさ、ハリ、砂糖でない自然の甘味。ひんやり感が更に美味しさを増す。これが世界一。温冷それぞれのティーか珈琲も頼める。


こちらは「台場スカイツリーコース」なので、隅田川を上り、スカイツリーを目指す。その間、左手には東京タワーも視認できる。スイーツを食べ終えるか、否かのタイミングで正面にスカイツリー。軽く停泊し、“ゆらゆら”。


ここからが醍醐味だ。「Awe(オウ)体験/脳科学」をできる。脳科学者で医学博士の岩崎一郎は、「大自然や大宇宙の悠久さや広大さを前に、自分の存在の小ささを感じる体験」と定義。大きなビル等ではダメな様だ。Awe体験の特徴は、東洋経済に詳しい。昨今のワーケーションも、このAwe体験を得る為に他ならない。都心の人程、Awe体験。


ピンクの屋形船のスカイデッキに上がってみる。今回のコースの非常に良い点はコース上、乗り場に戻る為に再度、湾へ出る点だ。腕を広げてみよう。できれば船首の方で。隅田川も河口の方なら、海の風が吹く。河口近く、大きな川の橋の真ん中では特別な風が吹くのを知っているだろうか。海から風が川上へ向かって吹く特別な風だ。それを川の中から体験できる。



湾では湾の大きく広い風が吹く。どちらが好きかは、好みの問題だろう。



お腹も満たされ、甘いものもしっかりと口の中に残った状態で、滑走する船の風に吹かれる。しっかりとアクティビティをできる時間がある。傍(はた)に見える大ビル群は小粒だ。


以上の様に都心から十分程度の距離にエスケープでき、Awe体験をできる場所がある。六本木や新宿、渋谷ではあり得ない体験だ。城東だから為せるサービス。これらが「都心では最高クラスのランチ」の理由となる。


 お上は「もともと屋形船は、平安時代に宮中の働く女性達が舟遊びを始めたのがルーツなんですね。」と言う。今回の様に、高所得・富裕層の女子にも相応のサービスが令和時代に入り、出てきている。これからは稼いだら、稼いだ分だけ、ご褒美が待っている。だから男性社会の理不尽にも耐えられ、頑張れる。


女性活躍を唱えるなら、先ずは頑張る女子向けのご褒美を用意すべきだろう。ハイムは、そういったものをこれからも取材していきたい。


記事:金剛正臣、画像:㈲船宿あみ達

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