三回目となる日台交流イベント『台ワンダフル』開催

【ビジネス ニュース】 平成二十八年八月十九日に東京・恵比寿にてスペースシャワーネットワーク(代取:清水英明)は台湾の出日音樂股有限公司(代表人:葉湘怡)と共同企画運営した、台湾の音楽や文化を味わうイベント『TAIWANDERFUL(台ワンダフル)二〇一六』が開催された。主催は、台湾・文化部 影視及流行音樂産業局。


同イベントは台湾の若い音楽と文化を、もっと日本の人達に知って貰いたいという思いから、二十六年から始まったイベント。三回目となる同年は『日台交友=WONDERFUL RELATIONS!』というテーマの下で「サマーソニック 二〇一六」にも出演をしたアーティスト三組によるライブも行われた。主催側の台北駐日経済文化代表処の謝長延 代表、台湾のフレディ・リム立法委員(国会議員に相当)、そしてアジアの音楽評論家の関谷元子らが登壇した。




<サマソニに出演できる実力>

 オーガナイザを務めたバンド「ソニック」のベーシストのドリスは「多くの台湾バンドを紹介してきたが、今年は規模を拡大しサマーソニックに出演する三組以外にも九月には福岡で、十月には大阪で行われるイベントでも他の台湾アーティストが出演を果たす。フェスに出演する事は単なる目標ではなく、日本マーケットにおける発展の重要なプロセスであり、イベントを通して日本の方にもっと台湾の魅力を伝えていきたい。」とビデオコメントをし、日台交友における同イベントの重要性を伝えた。


「エレファント・ジム」はベース主体、基本ボーカルレスのマスロック・スリーピースバンド。二十四年に結成し、二十六年に制作されたファーストアルバム「角度」が高い評価を得、同年には日本でのツアーも行われた程のグループである。「今回のバンドの中では一番若いバンドで、日本での公演を楽しみにしている。トークは上手くなくても、良い音楽を皆さんに届ける事が出来たらと思います。」とメンバは話した。「八月にアルバムが出たので、タワレコに行ってアルバムが飾られているか見に行きたい。」と日本での活動を楽しみにしている様子であった。




東北で復興ライブを行うFire EX.

 日本でのライブが初となる「HUSH」は、バンドとしても活躍する新鋭シンガーソングライタ。歌声に高い評価のある「HUSH」が日本での公演について、「緊張はしていますが、音楽は世界共通だと思うので、音楽を通して皆さんに良い音楽を届けたい。」と語り、ライブではバンドソロの両方の曲を披露した。


台湾を代表するロックバンドの一つである「Fire EX.」は、十五年のキャリアがあり、日本のパンクシーンにおいても高い知名度を誇る。二十四年のサマーソニックで初ステージを踏み、また東日本大震災の被災地を訪れ現地でライブ活動を行う等、復興支援活動も行なっている。今回の来日では「前よりは緊張は溶けてきたが、日本のファンに会える楽しみは大きくなってきている。日本にいる友達と居酒屋でご飯を食べたい。」と、ライブだけではなく日本も満喫したいと話した。



 スペースシャワーネットワークの清水代取は、「この数年、台湾の音楽・文化等、フレディさんを中心に交流を通して知ることができ、改めて音楽やエンタテインメントの可能性を強く信じる事ができた。日本の人々にも台湾の熱い動きや新しい感性を感じて貰うべく、これからも台湾との関係を深めていく。」とエンタメを通し、日台の交流を図っていくと語った。


TAIWANDERFUL(台ワンダフル)二〇一六/㈱スペースシャワーネットワーク』

記者:原田眞吾×撮影:金剛正臣

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