新・高度経済成長期へ向け、「ゆとり・氷河期・バブル」三世代で再び『トレンディ ドラマ』を

【社会・芸能考察】 名目GDPが年十五㌫、二十㌫の世界的にも驚異的な日本「高度経済成長期」の集大成として迎えた「平成バブル期(同・年平均七㌫増)」にはTV『トレンディ ドラマ』というものがあった。ゆとり世代は知らないドラマだろうが、ハイムが目指すゴールの一つである。


トレンディ ドラマは昭和六十年代からバブル崩壊の平成四年程度までに制作された。「男女七人夏物語/TBS」や「愛しあってるかい!/フジテレビ」、「百一回目のプロポーズ/同」、「ロングバケーション/同」等と主力はフジテレビであった。


内容は恋愛系であり、その影響力から青春系ドラマ、社会系ドラマも強力なコンテンツが生み出されていた(「高校教師/TBS」や「同窓会/日本テレビ」等)。



<日本にはトレンディ ドラマが足らない>

 ただ当時のドラマの核は、トレンディ ドラマと捉える事ができる。この点に千鳥・大悟(庚申)が「千鳥のニッポン ハッピー チャンネル/アマゾン プライム」にて言及した。


第一回で大悟は、「今の日本に何が足りないのか。トレンディ ドラマ。あん時(バブル期)って日本って元気やったし、ある意味トレンディ ドラマって全部入っている。恋愛・青春・友情。世の中って、そんな上手い事いかないんだ、って。ああいう熱い想いが全部入っていたのが、トレンディ ドラマ。」と述べた。

この番組は、およそ一年前に配信開始。


そこで同番組では、大悟による脚本・監督・主演でトレンディ ドラマ「ロング ロード(全六回)」を制作。トレンディ ドラマに欠かせない特徴的なOPにも力を入れた。共演は足立梨花(壬申)、吉川友(壬申)とダイアン。お笑いの要素も入れつつも、トレンディ ドラマの良さを実質的にプレゼン。特に、ゆとり世代の梨花と友の演技は、トレンディ ドラマにマッチしていた。


今の楽曲にはないタイプの気が籠ったOP楽曲は、singman(竹内浩明)の「≠」~ノットイコール~。各種企業CMソング等を担当している。V系のクセの強さを爽やかに歌い上げる当時の特徴を再現している。作詞は番組ディレクタだが、淡い恋を巧く表現している。



最後のリアル視聴者は氷河期世代

 このトレンディ ドラマを放送で観ていたのは、バブル世代と氷河期世代。後者に至っては、教育上でも重要な「第二次性徴期」に当たり、当時のハイレベルなドラマ群の影響によって、不遇とされる時代を生き抜き続けている点も看過できない。それ程までに当時のドラマ(コンテンツ)には力があった。強力なコンテンツには強力なOP(楽曲)が常に組み合わさっていた。

漫画・アニメも含めて未成年が夢中になれるものを大人が沢山作ってくれていた。


大悟は日本にトレンディ ドラマが足りない、と伝えたが、そのトレンディ ドラマを本気で作れる世代は大悟の氷河期とバブルの二世代。ゆとりは今回の二名の女優の演技より、仕事を与えればイケる。日本が再びの高度経済成長期を呼び込む為には、逆進的に、このバブル期のトレンディ ドラマも欠かせない。 


因みに高度経済成長期のドラマは、情愛(性描写)が非常にハードであった。こちらもサブスク型動画サイトで視聴できる。


ゆとり・氷河期・バブルの三世代で未成年が、夢中になれるドラマ(OPを含むコンテンツ)を作る事は使命かもしれない。さもなくばトレンディ ドラマを若者へ紡ぐ事ができない。そういった大切な事を大悟は気付かせた。ドラマを作れる以上、大悟にも期待したい。


記事:金剛正臣

画像:トレンディドラマ(前編) /amazon prime、統計Today No.48/総務省統計局

† 中・高度経済成長期の『子ども向けオープニング&メインテーマ集』/bizlinTV

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