【ビジネス報道】 令和三年一月十二日に印クリムゾン インタラクティブ(CEO:シャラド・ミッタル)が運営するAI校正ツール「Trinka」に新たに「ファイル自動校正」「用語統一チェック」「出版適正チェック」の機能を搭載した事を発表した。
日本では平成二十一年よりクリムゾン インタラクティブ・ジャパン(代取:同)が実務を担う。取引先には日銀や東証一部上場企業群が並ぶ。
本ツールでは、英文での学術論文執筆やテクニカル ライティングをより手軽に行う為の機能を常に拡充している。研究支援エナゴ(CEO:同)が開発し、昨春に学術論文・テクニカル ライティングに特化した世界初のAI校正ツールとして公開していた。クラウド利用も可。法人・機関向けアカウントもある。登録は無料。
今回の三つの最新機能が加わる事で本ツールは、著者をこれまで以上にサポートできる。時間的制約や文法・表記等の複雑さ、用語統一作業や専門用語チェックの煩雑さといったライティングの壁となる幅広い課題の克服を最先端のAI技術による各種機能がバックアップする。
以下が機能説明。
- ファイル自動校正 ;僅か三クリックでライティングの質を改善できる。英文推敲の時間を大幅に節約可。文書ファイルをアップロードし、本ツールが自動校正をするのを待つ。その後、変更履歴付きのファイルをダウンロードする。本ツールなら各専門分野と文書タイプに最適な校正を行える。また、英文品質スコアと学術論文のスタイル ガイドに合わせた文法や用語の修正案も同時に受け取れる
- 用語統一チェック;学術ジャーナルの基準に合う様に検出した用語の揺らぎをワンクリックで修正・統一できる。文書のボリュームが大きければ、同機能で節約できる時間は膨大となる。
- 出版適正チェック;研究論文の執筆にフォーカス。原稿がジャーナルに投稿できるレベルかどうかを判定する。適切なジャーナルが選ばれているかという点より、ジャーナル編集者が行う倫理面のチェックまで二十以上の基準で査定を行う。また、各研究に相応しい投稿先ジャーナルの提案も行い、論文発表の可能性を向上させる
本ツールの名は、開発を主導し続ける同社の女性スタッフの名前。シャラドCEOは「Trinkaは英文校正AIツールのスタンダードの座を維持し続けています。今回、搭載した新機能も研究者の皆様の英文執筆のご負担を軽減する事で論文の品質を大きく引き上げ、出版の実現を後押しするものです。」とコメントした。
画像:㈱クリムゾンインタラクティブ・ジャパン
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