<コロナ禍>消化器内科医が「お手洗い」を警戒、元厚労省の医師技官はシニア隔離を

【社会考察】 令和三年一月十四日にラジオNIKKEI/日経ラジオ社は、コロナ禍について「千葉大」加藤直也 教授(写真上)の見解を報じた。加藤教授は消化器内科が専門。


見解の要点をまとめると、感染拡大の主因は「会話・おしゃべり」「お手洗い」の二点。マスクはあくまでも飛沫(咳・くしゃみ等)を防ぐ為に役立ち、小粒の粒子はマスクを付けていても入ってくる事を落ち着いた口調で話した。例に挙げたのは、煙草。マスクをしていても「煙草の匂いは分からないか」とマスクの限界を伝えた。


感染経路の一つ、「会話・おしゃべり」は日常的なもの。加藤教授は通勤電車等ではなく、普通の会話で感染している旨を述べた。だが強調したのは、「お手洗い」。ウィルスは小腸に溜まっており、排泄の際に体内から外気へ出される。個室のトイレの危険性を伝えた。対処法は便座を閉めてから流す事。そして、手と指で目や口等の粘膜に触れない事。



<不潔な男女の存在>

 コロナ禍は数年なくならない。何故なら、今の日本人が不衛生だからだ。特に男性は酷い。飲食店で堂々と鼻をかみ、飛沫をマスクなしの客へ広げる。一緒にいる女性も注意しない。


お手洗いでは手を基本的に洗わない。秋葉原駅で短時間、観察していた所、用を足した後に手を洗う男性は三割いたら良い方だったろう。これは統計データとしては有用ではない。あくまでも体感レベルだ。年齢層は若い程、手を洗う傾向がややあった。


便座に至っては基本的に男性が、閉めないのは妻がよく知っている事だろう。今の日本男性は不衛生と言える。マスクを付けていたら、咳をする際に手を覆わなくても良い、と勘違いしている男性も見受けられる。



シニアについて触れない理由

 コロナ禍が数年ならくならない。もう一つの大きな原因は「シニア社会」だから。十二日にABEMAは元・厚労省で医系技官を務めていた木村盛世 医師の話を配信。各種コロナ関係のデータより死亡者はシニアに偏っている点を挙げ、シニアの自己隔離を強調。まるで、その通りであり、政治家は若手も含めてシニア自粛を問わない。保身だ。


何故なら、日本社会の意志決定者はシニアだからである。例えば、シニア隔離なら総理と都知事はシニアなので隔離対象。上場企業群の取締役会もシニアで構成されているので隔離対象。もちろん病院の院長や理事会等も隔離対象のシニアが多数。さて、シニアが自主的に隔離の世論をつくるだろうか。総理はそうでもないが、都知事は何でも子ども・若者・若手のせいにする以上、厳しいだろう。中堅・若手が不在の意志決定機構では、コロナ禍は数年、収まらない。これを老害という。但し、保身に走っている中堅・若手も害。



若手は衛生さを向上させ、シニア弊害から身を守る

 以上の二点よりコロナ禍は続く。その責任は肝心のシニアではなく、子ども・若者・若手が背負わされている。だが、子ども・若者・若手はシニアよりも衛生的である事が絶対だ。男性が改善するのは当然だが、女性も注意されたい。


飲食店内で堂々とコートを羽織る。隣では食事している別の客がいた。コートには外で付いたウィルスや菌が付着している。羽織った瞬間、付着物が飛び散った。一緒だった母とみられる方は、コートを裏返し、お会計を済ませてから外に出てコートを羽織った。


若手以下は、男女共に衛生さを大切にする必要がある。汚いシニアは喧嘩しても習慣を変えないだろう。ならば自身達で防衛する。日本は欧米よりも清潔なので、感染者数そのものが少ない。本当かどうかは不明だが、中国は更に少ない。それは今の日本人よりも、今の中国人が衛生的である事の証左かもしれない。ひょっとしたら、日本人は中国人よりも不潔なのかもしれない。


記事:金剛正臣

画像:千葉大学医学部付属病院、【医療崩壊】国や医師会に憤る元厚労省医系技官「高齢者は自粛を。延命治療を受けれないリスクも」海外よりも感染少ないのに医療崩壊が起きるワケ【新型コロナ】【緊急事態宣言】

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