民進・蓮舫新代表は女性総理実現への道を拓く、バックアップは野田前総理

【政治ニュース】 平成二十八年九月十五日に東京・芝公園にて、民進党は臨時党大会を開催し、結成後初となる『代表選』の開票を行った。同選挙には蓮舫(丁未)参議・前原誠司(壬寅)衆議・玉木雄一郎(己酉)衆議の三名が立候補。岡田克也(癸巳)前代表に次ぐ、党代表を決めるべく告示日の九月二日から当日までの二週間を闘い抜いた。


開票では蓮舫・五百三、前野・二百三十、玉木・百十六ポイントという結果で、蓮舫は前原にダブルスコア。新代表に就任。過半数を獲得した者が代表になる仕組みだ。同党はポイント制で全八百四十九ポイント。党員・サポータ、地方議員、国政選挙立候補予定者、衆参両院議員が投票した。




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 代表に就任した直後のコメントでは、「この重責をしっかりと受け止めて、必ず(国民に)選んで頂ける政党に建て直す先頭に立っていきたい、と改めてお誓いさせて頂きます。有り難う御座います。これから先、私達が向かうべきは巨大与党です。堂々と、批判ではなく私たちの提案力、創造、国のあり方をもって、しっかりと戦って選択して頂ける政党に是非、一緒にして頂きたいと、改めてお願いを申し上げます」と、全身で代表就任の感謝を示した。これから野党第一党の代表として、背負っていく覚悟を宣言した。


この勢いに乗り、十月に行われる「衆院補選」に立候補する東京十区と福岡六区の候補者紹介も行われ、同党は補選に両名とも当選させる気が満々の意欲を見せた。民主から民進に代わり、初の選挙で女性党首という大きな流れを創る段取りが調った民進。岡田前代表は、冷静さを重要視する人物だった。故に民進が有す情熱を感じる事は少なかった、と各選挙への取材で判断した。現代では如何に自身のもつ情熱を、他にプレゼンするかが問われる時代。蓮舫新代表はその点、現役世代に指示される情熱をもち、アピール出来る力をもっている。 これからは蓮舫新代表を筆頭に、情熱ある民進への進化を期待出来るのではないだろうか。


尚、同党の幹事長には、野田佳彦(丁酉)前総理が翌十六日に就任する事を発表した。野田前総理は自身の政権下において、蓮舫新代表を内閣府 特命担当大臣(行政刷新、新しい公共、少子化対策、男女共同参画)にした。同党の規約第十五条によれば、幹事長は「代表を補佐して党務執行全般を統括する」と、実質的にナンバーツーだ。絆の深い蓮舫代表と野田幹事長で、来る衆院選にて政権奪還を目指す。



撮影記者:岡本早百合

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