【芸能ニュース】 平成二十七年、新しい歌舞伎の形「スーパー歌舞伎Ⅱ（セカンド）」として上演され話題沸騰、チケット入手困難とまでなった「ワンピース」が、シネマ歌舞伎として十月二十二日より上映開始される。
九年七月「週刊少年ジャンプ／集英社」に連載を開始し、壮大な世界観と緻密なストーリ展開によって、瞬く間に国民的人気へと上り詰めた漫画「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ／尾田栄一郎」。そして次世代を担う花形歌舞伎俳優の一人である三代目 市川猿之助（現猿翁、己卯）が創出した「スーパー歌舞伎」の精神を受け継ぎ、「スーパー歌舞伎Ⅱ」を生み出した四代目 市川猿之助（乙卯）。この「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ」の世界と「スーパー歌舞伎Ⅱ」が融合を果たした“奇跡の舞台”がスーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース／松竹（9601.T1）』である。
二十七年に上演された舞台では、歌舞伎風のアレンジが絶妙にマッチした登場人物たちが舞台、花道、客席を所せましと駆け巡り、さらに大量の水が滝の様に流れる中での大立ち廻りも行われた。更に二階・三階席からも手が届きそうな宙乗り、最新のプロジェクション マッピング、ミュージカルさながらのダンス等、エンタテインメント性溢れる演出が盛りだくさんな舞台となった。また、「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ」の魅力の一つでもある仲間との絆を描くドラマは、歌舞伎版にもしっかりと盛り込まれ、ワンピースファンや歌舞伎ファンならずとも大満足となる作品となった。
同作は新橋演舞場公演を撮影。映像ならではのカットをふんだんに盛り込み、舞台版の魅力を引き出している。上映時間も二時間弱と見やすく、誰もが楽しめる映像作品として全国の映画館に登場。瞬く間に口コミが広がりチケット入手困難となったあの時の感動と興奮、そして舞台の迫力が映画館の大スクリーンで楽しめる。都内では新宿ピカデリーを始めとする六つの映画館での上映が決定している。
＝あらすじ＝
シャボンディ諸島での海軍との戦いの中で、麦わらの一味はバラバラに吹き飛ばされてしまう。
吹き飛ばされたルフィは辿りついた島で兄エースの公開処刑の知らせを耳にする。ルフィはエースを助けるために脱獄不可能の海底監獄インペルダウンへ向かうことを誓うのだった。
海底監獄への侵入に成功したルフィは、そこでボン・クレーに再会する。エース救出のために共に戦う二人であったが、監獄署長のマゼランによってルフィは絶体絶命の状態に…！さらに、エースはすでに海軍本部へ移送されてしまった後であった！
エースを助けようとする白ひげ海賊団、ルフィが海軍本部に集結し、いよいよエースを巡って海賊たちと海軍の頂上戦争が今始まる――！
画像提供：松竹（9601.T1）
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