小室淑恵×玉木雄一郎『コロナ期にあるべき議員の姿』

【政治報道】 令和三年一月二十二日にオンラインにてワーク・ライフバランス(代取:小室淑恵)は、『コロナ時代にあるべき議員の姿』を実施した。国会議員側には国民・玉木雄一郎(己酉)代表と同・伊藤孝恵(乙卯)副代表が参加した。


淑恵代取(乙卯)は、昨年八月に実施した国家公務員への「コロナ禍における政府・省庁の働き方に関する実態調査」を説明。四百八十人が回答した。四割の残業時間が百時間/月を超過。この数値は過労死ライン。三百時間以上/月も数人いた。コロナ期でも議員への説明(レク)は対面のままが八割。メールではなく、FAXのままは九割だった。


これを受け、昨年末に淑恵代取等は河野太郎(癸卯)国家公務員制度 担当大臣へ『霞ヶ関の働き方に関する提言』を手渡していた。


コロナ期の国会議員のあるべき姿として、以下を挙げている。

  1. 議員も率先してテレワーク
  2. 党の会議はオンライン会議
  3. 質問通告はデジタルに、フォーマットで通告
  4. 質問通告した時間と内容を可視化・ツイート



以上から国民は、報道現在で二十時以降は外出自粛(緊急事態宣言下)なので「質問通告」を二日前の十九時まで、対面での通告を禁止にした。



<永田町のIT力>

 玉木代表は元大蔵・財務官僚。「実態もよく分かっています。これ直さないと、若い人はこんな所(霞ヶ関)で働かないな、と思ったんですよね。いくら霞ヶ関で何かやろうと思ってもですね、外生要因、最大のものが国会で。」と夜遅くまでの公務員の国会待機を問題視した。併せて、「永田町の人間として、ここは責任をもって変えていかなきゃいけないな。」と、先ずはIT化から取組む。


重ねて「永田町・霞ヶ関の働き方を変える事が、一番日本の生産性を上げる重要な要素なのではないかな、と真面目に思っているのでしっかり取組んで参りたいと思います。」と意志表示した。各党にオンライン化が進まない理由を記者から問われ、「幹部が出来ないからじゃないですかね。」と根本的な問題を指摘。


先の提案を実現する為には、そもそも国会議員の「ITリテラシ」が求められる。日常業務に関する「ITリテラシ」が最低限あると思われる国会議員の割合を国民へ聴いた。玉木代表は唸って頭を傾けた。孝恵副代表は、旧・国民時代の全議員秘書アンケート(SNS・オンラインレク有無)にて「オンラインレクをやった事はありますか、っていうのは半分なかったと思います。」と述べた。


当日に副代表へメールにて旧・国民時代の全議員秘書アンケート(SNS・オンラインレク有無)に関する情報提供を望んだが、本人からの返答は無かった。



霞ヶ関の知を生かす

 淑恵代取は「民間の企業に当たり前に適用されている『労働基準法』が、官僚には全く適用されていないので、勤務と勤務の間に適切な睡眠が取れるインターバルなんですね。」と連続した睡眠(六時間以上)の重要性を述べた。打開策は、二十二時から五時の閉庁。


更に「日本中で最も生産性が低い組織は霞ヶ関だなって思うんですね。でも日本中で一番優秀な人を採用しているんですよね。どれ程、勿体ない事か。」と憂う。

同社は内閣府もコンサルしている。


記事:金剛正臣

スライド:㈱ワーク・ライフバランス

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