人財の内面を診断し可視化する「caDit」、取締役会等にも有用か

【ビジネス ニュース】 心理学とマーケティングを応用した「ディグラム性格診断」を専門的に扱うディグラム・ラボ(代取:木原誠太郎)が、企業向けに新たに人材アセスメント診断ツール「caDit(キャディット)」を開発し、平成二十八年十月よりサービス提供を始めた。アセスメントは、計算的評価の意味。診断ツール「caDit」は、社員の「性格・行動統計分析」「貢献度分析」「相性分析」を可視化できる。就職や転職の面接時ではなく、入社後の人材管理に重きを置いている。


  • 人財の可視化
  • 組織の円滑化
  • 人財効率化



 想定する使用目的は、社員の性格や仕事に対する姿勢や人事異動や抜擢人事の実現、チーム間の相性、社風との適合性、社内研修、セルフ マネジメント資料と多岐に亘る。根本となる「ディグラム性格診断」は、心理学の交流分析系「エゴグラム/ジョン・デュセイ」を基礎に、一千万人超の診断結果をデータベース化(報道現在)。ビックデータを取り扱う統計学的な面を有す。基本指標は下記の五つ。


  1. CP(Critical Parent,厳格性)
  2. NP(Nurturing Parent,親切性)
  3. A(Adult,合理性)
  4. FC(Free Child,自由性)
  5. AC(Adapted Child,従順性)



 具体的な診断には独自のディグラム エンジンを活用する。同エンジンで二十の問いに答え、「性格・行動統計分析」を診断。次に「DWC指標(ディグラム・ワークコア指標)」を用い三十七の問いに答え、「貢献度」を診断。最後に「ディグラム相性分析エンジン」でチーム内の性格相性を可視化する。価格は管理者アカウント用の初期費用が五万円、一人一回の実施・分析費用が五千円。共に税抜き。年間割引きもある。また無料デモ版を公式サイトで用意している。但し、メーラーが起動するだけで簡易には、テストできない。


性格は、その人の「性質」と「人格」から為る。「性質」は簡単には変わらないが、「人格」は環境次第でいくらでも変わる。診断ツール「caDit」は、一つの知見を与えるだろう。特に社員ではなく、企業の命運を司る取締役会のメンバこそ、知る必要があるのではないだろうか。大株主や政党執行部、官公庁の実質首脳陣も知るに値するか。




画像引用:人材アセスメント診断ツール「caDit」公式HP

記者:羽田野正法


0コメント

  • 1000 / 1000