【美容・社会考察】 女性に対する押し付け、それはスタイルが細いと優れているという男性からの強制だ。世界の女性は押し付けと強制から解放され始めている。『Curvy(カーヴィー)』の台頭である。グラマラスは、適度にバストとヒップが出ていることであり、ベースのスタイルは細めだ。だが、『Curvy』は異なる。「プラスサイズ」という、ある程度のウェストをベースにバストやヒップアップをし、女性らしい体型を追求する。ビヨンセ等のプロポーションが、それだ。
平成二十八年九月十五日から始めた英・ロンドン コレクション中にモデル界の痩せ過ぎ問題に二人の女性が反旗を翻した。彼女達は英・ガーディアン紙(大手新聞社)にも取り上げられた。米・タレントのクロエ・カーダシアンは『Curvy』の女性向けに新たなデニム ラインを発表することをアナウンスした。ヒップの大きい『Curvy』はデニムを履けないことが多々あったが、カーダシアンは世界の女性に向けて放つ。
『Curvy』向けで先行する米・アパレル「PJI Jeans」も秋冬コレクションを発表したばかりだ。二年前に雑誌「PAPER」で見事なヒップを魅せ、世界を驚かせたキム・カーダシアンが今季の仏・パリコレ中にジーンズ姿を魅せつけた。
米・俳優のアンディ・ガルシアの娘、アレッシア・ガルシアが『Curvy』モデルとして好調で、ファッション界に革命を起こすと地元メディアも絶賛。「プラスサイズ」の下着コレクションに出たアシュリー・グラハムの影響は今、思えば甚大であっただろう。『Curvy』女性の多いドイツでは今月に『Curvy』のスーパーモデルにフィーチャーした番組が放映される。
細いだけが美しいではない、太くとも細いに同じく美しい。同格だ。それが「プラスサイズ」に筋トレを施した『Curvy』。ポイントはウェストが出過ぎてない点だ。これからはモデル界に続々と『Curvy』スターが誕生するだろう。記事『世界のファッション トレンドは「ボディコン×グラマラス」』でも、世界のスター達が『Curvy』で走っていることを報じた。
もう男性の偏見は終わりである。もし偏見を続ける様であれば、ゲイ等の多様性を認めることができない、程度の低い男なのであろう。
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