【政治報道】 令和三年一月三十一日に東京『千代田区長選』が投開票され、三十代の前都議・樋口高顕(壬戌)が当選した。推薦は都F、支持が国民。有権者数は五万人、投票率は四十五.三㌫。内、九千五百人から票を得た。自公推薦と維新推薦の二候補者は敗れた。
これにより、小池百合子(壬辰)都知事は就任後で漸く大きな成果を出した。
千代田区は有権者数の五万人の内、若者・若手が半数。二月七日までが任期の石川雅己(辛巳)区長は、五期二十年で年老いていた千代田区の若返りに成功していた。若返った千代田区を、若手の区長が牽引する。「輝け!千代田区・新時代。」がテーマ。
<子ども・働き手・シニアのバランス派>
新区長は「京大」法学部卒。都議を一期務めた一児の父。氷河期世代。任期四年の新区長は報酬を二割カットし、多選自粛(三期まで)も掲げる。重点政策は以下の三点。
- 小池知事とともに、コロナ対策に全力!六万七千区民を守る!
- 子育てしやすさ、介護しやすさ日本一に!
- 環境・文化・スポーツで更に豊かな暮らしを!
二では、「ちよだスマートスクール」で最先端の学びを実現したい。預けたい時に預けられる「子育て環境」を実現したい。発達障がい・重度障がい児童への集中的な支援も含む。「女性会議」を設置、女性の声を具体的に施策化していきたい。「高齢者 介護施設」の充実と待機を解消したい。行政手続きはスマホ化を。
三では、江戸時代からの濠、神田川、日本橋川の浄化と活性化をしたい。コロナ禍で中止となった文化・芸術イベントの開催を支援したい。市場と連携した食の朝市「河岸まつり」を開催したい。ペットと同行できる避難所やドッグランの整備、動物福祉の推進を図りたい。そして、日常的にスポーツが楽しめる環境を整備したい。
報道現在で「千代田区議会」の第一会派は「東京自民」。過半数を占めている。共産・公明が次ぎ、都Fは二十五議席中で一議席。新区長は、上記の政策実現の為に、東京自民とのコミュニケーションを密に図る必要があるだろう。次の同区議選は五年。まる二年間もある。
今までの新区長の実績等は以下の通り。
- 水上交通(羽田‐築地-千代田)の振興・外濠
- 神田川・日本橋川の活性化
- 区民目線の都立「日比谷公園」の再生整備
- 交流人口を増やす地域資源を活かしたまちづくり
- 都道改革、シンボルロードから新たな「みち空間」整備
- 動物福祉、保護・譲渡猫ボランティアへの支援
- 豊洲市場の活性化(施設整備、事業者支援)
- 伊豆諸島・小笠原諸島の漁業振興(定置網復活等)
- 江戸前復活に向け、三枚洲干潟の再生整備
- 「eスポーツ都大会」の実現(産業振興)
- 「シニア コミュニティ大会」の実現(健康マージャン・カラオケ・社交ダンス・囲碁・将棋)
- 「聴覚障がい・デフリンピック」実現応援
写真:ひぐちたかあき
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