無料で「子どもの発達段階シート」、〇歳から十八歳まで五段階

【教育報道】 令和三年二月二十四日にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(理事長:井田純一郎)は、おやこのミカタ通信・第三回『子どもの発達段階を知る』を配信。無料で「子どもの発達段階シート」の配布も開始した。同通信は全六回。


監修は「国立成育 医療研究センター」田中恭子 診療部長。小児科医。子どもの発達段階を以下の五段階で各年代にまとめた。各年代の事象、発達段階のポイントと働きかけのヒントを示す。

  1. 「〇ー二歳」
  2. 「二ー四歳」
  3. 「五ー九歳」
  4. 「十ー十三歳」
  5. 「十四ー十八歳」



一部を抜粋

 例えば一の「色々な表情が見られる」では、「情緒が発達し、赤ちゃんの喜怒哀楽の表情が少しずつ見られます。特に、赤ちゃんは泣く事で自分の欲求を伝えようとします。不快感や不安の表れから泣く事もあります。」とのポイント。

ヒントは「赤ちゃんが求めている事を理解し応えていくと、赤ちゃん自身が『信頼できる人が傍にいる』と確信する事ができ、安心や信頼の気持ちが育まれます。」と。


二の「ありとあらゆる事について質問する」では、「色んな事を知りたくて仕方がない時期かもしれません。大人の返事によって得る知識と自分の持っている知識を擦り合わせ、矛盾があればそこを更に質問します。質問は自分が納得するまで何時までも続きます。納得すると、子ども自身の学びとして身に付きます。」がポイント。

ヒントは「子どもは、純粋に答えを知りたがっています。質問に答えるだけでなく、時間的余裕があれば一緒に考える事もお勧めです。答えを探すのを手伝ったりする事が子どもの学びへのサポートになります。」と。


三の「自己中心的な言動がある」では、「子どもが自分の欲求や行動をコントロールする能力は、自己主張の力よりゆっくりと発達していきます。低学年の時期は、まだまだ自己中心的な言動があったり、大人から見て友だちと上手く遊べなかったりする事も多いです。」がポイント。

ヒントは「喜びや楽しみ、怒りや不安等の感情に自分で気付きコントロールできる様に支援しましょう。」と。


四の「不愛想になったりすぐ怒る」では、「この時期の子ども達は体の急激な変化と同時に心が不安定になりがちです。感情の起伏が激しくなる事があり、急に落ち込んだり、怒り出したり、興奮する様子が見られます。自分を上手くコントロールできずに落ち込む事もあるかもしれません。」がポイント。

ヒントは「心配事や悩みに耳を傾け、行動の背後にある気持ちを理解しましょう。また、思春期の心身の変化について話し合う事で、気持ちの対処法をサポートできるかもしれません。」と。


五の「体の変化と共に性を意識する」では、「個人差はありますが、十、十一歳になると、体が急激に変化します。その後は子どもは性を自覚し、関心が芽生えてくる頃です。親の性に対して敏感になる事もあります。親に隠れて性的な事についての情報を本やインターネットから得ることも多いかもしれません。」がポイント。

ヒントは「親子であっても、相手の性を尊重する事が大切です。大人の側の頭の切り替えが必要かもしれません。その上で、性に関して自分や相手の体や心を大切にする事等、オープンに話せると良いかもしれません。」と。



恭子部長は「子どもの発達段階を知るという事は、人として対等に子どもを尊重するという意味で、とても大事な視点を与えてくれると思います。」と述べる。


子どもの発達段階シート/㈳セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

画像:同

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