【芸能ニュース】 「第二十九回 東京国際映画祭/ユニジャパン」のオープニング作品に選ばれた映画『マダム・フローレンス!夢見るふたり/GAGA』が日本公開に先駆け、平成二十八年十月二十四日に東京・六本木にて記者会見が行われ、主演を務めた米「アカデミー主演女優賞」を受賞したメリル・ストリープ(己丑)が来日した。
本作は、絶世の音痴でありながら音楽の殿堂「カーネギーホール」を満席にするという伝説を作り、今も尚、愛され続けている歌姫フローレンス・フォスター・ジェンキンス(戊辰)を描いた作品となっている。「クィーン(二〇〇七)/エイベックス・エンタテインメント」「あなたを抱きしめる日まで(二〇一四)/ファントム・フィルム」のスティーヴン・フリアーズ(辛巳)監督のもと、メリルとヒュー・グラント(庚子)の豪華共演でも話題を呼んでいる。
<アリアを練習し、崩す>
メリルは挨拶で「前回の来日より二倍位、人が多くて圧倒されている。」と、日本に再び来日出来た事の喜びを伝えた。映画祭のオープニング作品に選ばれた点について、「非常に光栄。他の共演者や監督が共に来日出来なかったのは残念だが、彼らは忙しくて私だけ暇だったので来日できた。」と、ジョークを交えると会場からは大きな笑いが起こった。
これまでも数々の作品で見事な歌唱力を披露してきたメリルだが、初の音痴な役を演じるに当たって「約二ヶ月間のトレーニングをし、実際のオペラのコーチを付けてアリアをきちんと練習した後、最後の二週間でそれを崩すという特訓を受けた。」と、驚きのエピソードを明かす。また夫婦の愛が映画での重要なポイントとなっているが、実生活の夫婦円満の秘訣についても「彼(ドン・ガマー)の理解が深い所が夫婦円満の秘訣。彼自身もアーティストなので、仕事の事をちゃんと理解してくれている。」と夫婦愛を披露した。
本作は、十二月一日よりロードショー開始だ。メリルは最後に「是非、映画を愉しんで頂けたらと思う。」と挨拶をした。
=あらすじ=
世界が憧れる音楽の殿堂、カーネギーホールで今なお“伝説”として語り継がれる一夜がある。1944年、フローレンス・フォスター・ジェンキンスの公演回だ。NYの社交界で愛と財産を惜しみなく音楽に捧げてきたマダム・フローレンスの夢は、ソプラノ歌手になること。
しかし、彼女は自分だけが気付いていない絶世のオンチだった。夫でマネージャーのシンクレアはその夢を守ろうとあらゆる手段で奔走する。そんななか、彼女がカーネギーホールでコンサートを開くことに――。
ふたりが巻き起こす幸せな奇跡とは?
映画:『マダム・フローレンス!夢見るふたり』
公開:12月1日(木) TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
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配給:ギャガ
映画『マダム・フローレンス!夢見るふたり/GAGA』記者会見
撮影記者:原田眞吾
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