キリンビールの会員制 生ビール『ホームタップ』は十万会員・十億円/年事業を掲げる

【ビジネス報道】 令和三年三月八日に東京・六本木にてキリンビール(代取:布施孝之)は、会員制生ビールのサービス『キリン ホームタップ』の本格展開を記念して事業方針発表会を開催した。本サービスは、平成二十八年よりサービスを開始した工場つくりたての生ビールのおいしさを自宅に届けるもの。

サブスク事業。


布施代取(庚子、写真上)はホームタップをビール市場活性化させる新たな挑戦の一つとする。「ビールを愛する全ての皆様に、理想のビールを届けたいと長年思っていた。ビールサーバーの供給体制含め、展開基盤が整った為、いよいよ展開を本格化し、十万人規模の会員数を目標としたい。」と本事業への意欲を示す。


構想から八年を掛けた。会員数は報道現在で三万人。本年中に三倍強の顧客を獲得したい。事業規模十億円/年。山形光晴(丙辰)執行役員は、製品開発時に「醸造家だけが知っていたつくりたての生ビールの美味しさをお客様にもお届けしたい。」という想いからスタートした事とビールだけでなく配送方法やビールサーバーにも拘った事を伝えた。


TVCMを始め、コミュニケーション活動の強化で認知・話題化を促進し、商品ラインアップの拡充を図る事で顧客増を目指す。マーケティング費用は非公開。



<ホームタップで家族の会話増>

 ビールサーバのレンタルは無料。サーバー自体に保温機能があり、冷たく美味しいビールを好きなタイミングで飲める。このサブスクでしか味わえない限定ビールは四種液。一部を除き、缶ビール等での一般販売の予定はない点を確認した。今後、更に液種を増やす予定。配送は月に二回。月額料金は約一万円から。


今回、CMで夫婦を演じた俳優・中井貴一(辛丑)と女優・天海祐希(丁未)もホームタップへ入会した。入会を決めた切っ掛けを問われ、祐希は「勿論、味ですね。泡もクリーミーで。こんなに美味しいんだ、こんなに美味しいものがお家で飲めるなんてと思って入会しました。」と答えた。中井は「お酒が強い方ではないのですが、本当に初めて泡って、こんなに美味しんだと思えたんです。そして、これは人に入れたくなりますね。ゲストを招いて注いであげたくなったのが切っ掛けです。」と楽しそうに答えた。


また中井は「グラスのサイズに合わせて、自分の好みで泡が調節できるから良いですね。僕は七対三くらいの割合が良いかなと思います。」と泡への情熱を力強くコメントした。


イベントの最後に祐希は「ホームタップを使ってお家時間を更に充実させて貰えたら嬉しいです。」と。中井は「これがあると、家族の会話も増えると思います。デジタル化する世の中で、良い意味でアナログな機会を楽しんで貰えたらと思います。」と締め括った。


動画では同社のサブスク事業の戦略を報じる。


撮影記事:岡本早百合

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