ONKYOが「携帯ターンテーブル」を七月に、「ラジカセ」も令和仕様で復活

【ビジネス報道】 令和三年三月十二日にオンキヨーホームエンターテイメント(代取:大朏宗徳)は、同社ブランドの新シリーズとしてクラッシック ロゴを使用した『オンキョーClassicシリーズ』の開発を行い、グローバルでの販売展開を行っていく事を公表した。


同社は経営理念に「VALUE CREATION」を掲げている。ホームAV製品の分野において高品質な製品をグローバルに展開し、長年培ったオーディオ技術と最新のデジタル技術を融合した製品を数々発売。本シリーズでは、従来のブランド製品とは異なるチャネルや顧客への訴求を図る。併せてクラウド ファンディングやアパレルとのコラボ、セレクトショップ・レコード専門店での展開等も予定している。


本シリーズはオーディオ機器だけでなく、ファッションも含めた音楽ライフスタイルを提案して行く。第一弾製品はBluetoothレシーバ機能を搭載した「ポータブル ターンテーブル」の発売を予定している。七月に国内販売開始予定。レコード・スマホ等で再生される音楽をプレーヤ内蔵のスピーカで手軽に楽しめる。



<若者がアナログ回顧>

 音楽視聴スタイルはストリーミングやサブスクの普及もあり、音質追求よりもPCやスマホを用いて音楽を生活シーンの中で手軽に聞く事が主流に。若者を中心として、様々な業界でアナログ回顧ブームが盛り上がってきていると同社は判断。シニア世代にとっての懐かしい物が若者にとってレトロやグランジ、ビンテージ等のファッション ジャンルの一つとして受け取られてる傾向がある。


二年度の国内アナログ レコード市場は二十一億円。数量では百九万枚、三年連続で二十億円以上の規模を維持している。特に邦楽レコードは、数量が前年比で百十六㌫、金額は同百二十一㌫と伸長中(日本レコード協会調べ)。海外では米アナログ レコード市場が平成三十年から令和二年に掛けて三年連続で成長中(RIAA/アメリカレコード協会調べ)。


これまでマニアの嗜好品、若しくはDJツールであったアナログ レコードが近年では若者も注目するメディアへと変容している。音質追及よりもジャケットやカラーディスクをアートして愉しむ、また針を落として聴くという行為を愉しむという感覚へ変容している。


更に、本シリーズとして今後は「ラジカセ プレーヤ」等のラインナップ充実を図る。


写真:オンキヨーホームエンターテイメント㈱

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