<ISO/IEC> 国際標準化の人材育成『ヤンプロ』第二回を年始に経産省が開催

【ビジネス ニュース】 経産省(大臣:世耕弘成)は、国際標準化会合(ISO、IEC)において日本提案を英語でリードできる「標準化エキスパート」人材を育成する為に『ISO/IEC国際標準化人材育成講座(ヤンプロ)』の本年度第二回の受講生を募集開始した。募集人数は、一企業・団体あたり原則一名(要・上長の推薦書)で計二十名。平成二十八年十二月八日(金)まで受け付ける。


国際標準化活動はオープン&クローズ戦略の一環で、日本では「標準化官民戦略(二十六年策定)」等で計画が纏められており、国際標準化の人材育成が重要な施策に位置付けられている。同省はこれまでにISO(国際標準化機構)分野で二回、IEC(国際電気標準化会議)分野で五回に亘り、本講座を実施してきた。本年度はISOとIECが共通講座となる。第一回は七・八月に実施した。第二回は、一・二月に計四回で実施予定だ。受講料は無料で、市販教材費と旅費、宿泊費等は参加者負担。




<四日間で得る知識と人脈>

 本講座の目的は国際標準化の人材育成で、国際標準化や国際的な認証スキーム構築の場にエキスパートとして参加し、更にはWGコンビーナや国際幹事、議長等の役割を果たしたり、国際標準化や認証を実際の産業活動に繋ぐ為に必要な取組みを継続的に行う事を期待している。日本規格協会(理事長:揖斐敏夫)が受託して実施する本講座は、座学とディスカッションが中心。講座内容は以下の通り。懇親会、課外学習は自由参加で、会費制。


  1. 企業経営の基本と、その標準化や知財権との関係の解説。実際の国際標準化活動のビデオ放映を含む(日本語講義 ・講演、日本語グループ討議)。終了後、オープニング懇親会を予定
  2. 成功する交渉・会議について解説とロールプレイ。国際標準化業務に必要な基礎技能の解説(日本語講義、英語ロールプレイ)。
  3. 会議の理論と会議交渉の実際、組織の理論と組織闘争の実際について解説とロー ルプレイ(日本語講義、英語ロールプレイ)。終了後、外部レストランでテー ブルマナーの課外学習を予定
  4. 個人成果発表(英語による成果発表)、修了証授与終了後、クロージング懇親会を予定



講師は二名を予定。主任講師に、ソニー出身の「桜美林大学大学院」経営学研究科・原田節雄 特任教授。招待講師には、IEC国際幹事等。詳細・応募は『将来の「標準化エキスパート」を育成する“ヤンプロ”受講生を募集します』より。

(了)

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