【ビジネス報道】 令和三年四月八日に海外のマーケティング技術を駆使するギャプライズ(代取:甲斐亮之)のパートナである米Contentスクエア(CEO:Jonathan Cherki)は、六十五頁の『ベンチマーク レポート二〇二一』を公開した。同者は顧客体験分析の世界的リーダー企業。
本レポートは九百以上のグローバル ブランド及び二十五ヵ国以上を対象にした同社DBより二年一月から十二月までの二百億超の「個別ユーザ セッション」を収集。十一業界にてデスクトップ、モバイル、タブレットとモバイルアプリの訪問(セッション)と相互作用(インタラクション)を集めて分析した。
以下が要点。
- (サイト流入)モバイルが依然として未来の鍵;企業はサイト全体のトラフィックを伸ばし続けている為、企業はモバイル ファーストな価値観(マインドセット)を適用する必要がある
- (同)顧客に投資を;今日の顧客はブランドに忠実なのではなく、顧客体験に忠実。抜きん出たデジタル体験を構築し、顧客に最優先して貰える様にする
- (サイト体験)殆どのコンテンツは見られていない;既存コンテンツを最適化し、顧客に価値を与え成果(コンバージョン)をサポートする事に焦点を当てる
- (同)早急なロード時間の削減を;五月のGoogleのアップデートでペナルティが課されない様にページのロード時間に今から数ヶ月の間に優先して取組む
- (コンバージョン)サイトエラーの発見と修正;割引コードの失敗、不明確なCTA(コールトゥアクション、行動喚起)、冗長なフォーム等の小さなエラーが成果の障壁となる可能性がある。サイトの問題を解決し、シームレスでエラーの無い体験を提供する
- (同)顧客ジャーニー(購入プロセス)を単純化;長くて複雑なプロセスはエラーの引き金になる。最小限のクリックで顧客が必要なものを見つけられる様にサイトのプロセスをシンプルに保つ
B2Bサイト強化のヒント
十一業界(アパレル・自動車・B2B・美容コスメ・家電・エネルギ・金融・食品・高級品・観光・通信)のトラフィックにおいてモバイルは、平均六十四㌫。しかしB2Bはデスクトップからが八十一㌫と圧倒的。全業界のリピート平均は五十六㌫。
B2Bの無料チャネルの割合は八十九㌫。有料チャネルは十一㌫だった。離脱率は七十五㌫で首位。平均ページビューは二ページ。全業界は五ページ。食品が最多の七ページ。平均ページ滞在時間はB2Bで一分二十二秒。全業種で五十四秒。
B2Bの見られてないコンテンツは三十五㌫。全業種で四十五㌫。コンバージョン率はB2Bは〇.三五㌫。全業界で一.八㌫(タブレット>デスクトップ>モバイル)。このB2Bの数値の低さにつき、本レポートでは「そこまで絶望的な値ではありません。」と改善の余地を訴える。
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