「平和って何?」を子ども達から募集、子どもディレクタも就任|第二回『子ども世界平和サミット(外務省後援)』

【教育報道】 令和三年四月十四日に国会にてピースピースプロジェクト(代表理事:多田多延子)は、第二回『子ども世界平和サミット』の開催に向けて子どもディレクタを発表した。


世界平和を創るアイデアの募集期間は、四月三十日から六月十四日まで。作文又は動画。対象は応募時点で十歳から十八歳まで。開催日は八月十日に国会(衆議議員会館・国際会議室等)にて。後援は外務省。


本サミットは、七年開催の大阪・関西万博「TEAM EXPO 二〇二五」プログラムの共創チャレンジに登録されている。チャレンジの内容は百ヶ国で一億人の子ども達と本サミットを実現する事。



<平和の創り方を学ぶ>

 本サミットの切り口がポイントだ。現状の平和学習では、戦争の歴史を学ぶ機会があるものの、平和の創り方を学ぶ機会が無い。十代の重要な時期に、多国籍の子ども達と平和について自ら学び考える体験をする事で、子ども達の国際協力への関心が高まり、国際社会で世界平和実現の為に活躍する力を育てる事ができると踏む。


就任した子どもディレクタの小学生は「私は算数や数学が大好きです。数学は世界の国々で言語が違っても数式は同じです。」と笑顔で伝え、各国の子ども達と共に数学を解き、平和へ繋げたい。中学生は「皆さんは平和について考えた事がありますか。この質問を周りの人に聞いてみた所、自分には関係ない、自分が何かしてもどうしようにもならない、と考えている人が多かったです。」と伝え、自身は平和活動を推進していきたい。

同社団は、開催日までに子どもディレクタを増やす方針。


被爆二世の多延子代表は、平和を創る教科書「キセキのヒロシマ」を漫画で出版。日本語や英語等で世界各国の教育機関や首脳へ寄贈。世界三十五ヵ国・地域を訪問した。報道現在では電子書籍にて無料配信している。平成二十八年には米バラク オバマ(辛丑)元統領より御礼状を賜った。その年に米統領として初めて広島訪問が実現した。当時の日本は第三次・安倍内閣。


質疑応答で多延子代表は世界の防衛費(軍事費)を挙げた。英シンクタンク「国際戦略研究所(IISS)」や瑞「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」等によれば、軍事費の総額は二百兆円。米中で過半を占め、全体として増加の一途を辿っている。「もし、このお金があったら子ども達をもっと豊かにもっと幸せにもっと教育を学べる、そんな環境を創る事ができるのでないかなと思っています。」と述べた。


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