【ビジネス報道】 令和三年四月二十一日に東京・恵比寿にてテクノロジの力で不動産マーケットに新たな顧客体験を足すFANTASテクノロジ (代取:國師康平)は、空き家問題の解決を目指す業界初の新サービスや新たな取組みについて説明するプレス向け発表会を開催した。
空き家を活用し、「地方移住」や「二拠点生活」ニーズに応える。
三月に政府は新『住生活基本計画』を閣議決定。計画期間は本年度から十二年度の十年間。新たな日常に対応した「二地域居住」等の住まいの多様化・柔軟化の推進や長期優良住宅・ZEHストックの拡充・LCCM(ライフサイクル カーボンマイナス)住宅の普及を推進等が目標。同社の発表会は、この新『住生活基本計画』に則る。
二年の首都圏における中古戸建ての成約件数は過去最多の一万三千三百四十八件(東日本不動産流通機構)。コロナ禍により、比較的広い居住空間を安価で取得できる空き家や中古戸建てを購入する人が増加。一方で、日本の空き家数は年々増加傾向。平成三十年では八百四十九万戸(総務省統計局)、「その他の空き家」は三百四十九万戸(同)。
修繕箇所が予め分かる
二十七年より同社は、空き家再生事業を開始。買取りの他、同社が運営するCF「FANTASファンディング」で出資者を募り、事業を展開してきた。これまでの実績や蓄積した物件情報や修繕データを活用し、空き家や中古戸建てのDXを推進する。
新サービスの「FANTASリプロ」では、空き家・中古戸建て物件の紹介やリフォーム費用をシミュレーションできる。業界初。リフォームに係る修繕箇所や安全性、総費用を可視化できる。本サービスでは、必要な修繕箇所を物件情報と合わせて明記する。購入者・不動産会社の双方をサポートしていく。
今後は金融機関やリフォーム事業者と連携し、物件探しから購入、リフォームまでを一気通貫で支援する。
画像:FANTAS technology㈱
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