五月に若手芸術家を救う『東京藝大アートフェス 二〇二一』

【芸術報道】 令和三年五月二日にオンラインにて「東京藝大(学長:澤和樹)」は、ウェビナ『東京藝大アートフェス 二〇二一』を開催する。


コロナ禍で苦しむ本学出身のアーティスト(在学生を含む)を対象に、新たな作品発表の場を提供・育成・支援する為、特設サイトを三月より設置。報道 現在で三百点以上の応募作品の中から審査を通過した百十九点の作品を展示している。

同日に本イベントの受賞作品を発表する。


今回、審査を通過した中からグランプリ「東京藝術大学長賞」「優秀賞」「アート・ルネッサンス賞」とボランティアで集まった「ゲスト審査員特別賞」を発表し、ウェビナ終了後に受賞者作品ページにて学長やゲスト審査員等によるコメントを掲載する。アートに関する特別対談も実施する。


 対談には、前「東京藝大」大学美術館長(現:練馬区立美術館館長)、前・副学長(現:奈良県立美術館館長)等とグランプリ受賞者の若手芸術家が出演し、今回のアートフェスを通じてアートとは何かを紐解く。


コロナ禍により、芸術家を取巻く環境は大きく変化した。多くの美術館やコンサート ホールが閉鎖。予定していた展覧会・音楽会は延期又は中止等、八割のアーティストが活動できずに収入減に陥っているデータもあり、経済的にも不安定な状態が続く(ケイスリー調査)。人々の生活が大きく様変わりし、価値観が多様化する中で、これからどの様な表現ができるのか、どの様に表現と向き合っていくべきなのか、否応なしに考えさせられている。


本フェスでは、活躍の場をコロナ禍に奪われた若手芸術家の今を救い、未来のカタチを作る為に若手芸術家支援基金への温かな支援にて生まれた。コロナ禍の制約を受けないオンライン上で行う事で発表の場を提供し、彼らの作品を発信していく事を目指す。


画像:国立大学法人東京藝術大学

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