DNPが『予測AI機能』を開発、五月より小売り・金融等へB2B提供

【ビジネス報道】 大日本印刷(DNP、7913.T1)は、令和三年五月に過去の実績に基づく将来の製品・サービスの需要等の予測分析を支援する新開発『予測AI機能』を「DNPマーケティング クラウド」に新機能を追加する。同クラウドは、多様なデータを安全に蓄積。企業の担当者がマーケティングに有効な情報として統合的に管理し、活用できるプラットフォーム。

年間利用料は六百万円より。


新機能では、専門家やデータ アナリストが行ってきた分析に必要な予測モデルを自動的に構築するので、機械学習やプログラミング等の専門知識がない担当者でも簡単に予測分析できる。同クラウドとの連動によってデータ収集から予測、最適な施策立案まで一貫して行い、企業のマーケティング活動の効率化や新規事業の創出に繋げる。


新機能の特徴は以下の四点。

  1. 無・専門スキルで簡単に予測モデルの作成が可;「予測AI機能」は、直感的に使えるUIで予測分析に関するデータを操作できる
  2. 精度の高いスピーディな予測分析を実現;「予測AI機能」に同クラウドのデータ プレパレーション機能を連動。予測分析に必要なデータを整形できる。整形したデータの差替えも簡単に実行できる為、迅速に精度の高い予測分析を実現する
  3. 専門コンサルタントが予測分析の導入・活用までを支援;企業がこれから予測分析に取組む場合でも専門的なスキル・ノウハウを持った同社コンサルタントが、予測AIの導入や活用に必要となる予測前のデータ準備や分析した需要予測等を基にした具体的なマーケティング施策の策定までを支援する
  4. 各業界での多様な用途で活用が可;メーカーや流通・小売業界では商品の需要予測、顧客の購買行動、来店客数等の予測分析等に活用できる。金融業界ではサービス解約率、適切な融資額の予測分析等に活用可。その他、幅広い業界の多様な用途で有効に活かせる



同社は、新機能をメーカーや流通・小売、金融、生保の企業等へ提供し、予測分析の結果に基づく改善策の策定・実施等も支援して、令和七年度までに関連サービスも含めて六億円の売上を目指す。また、分析用AIの精度の向上や同クラウドの機能拡充等にも注力していく。


画像:大日本印刷㈱

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