東京モーターショー2017は“超”自動車のスタートか

【ビジネス ニュース】 日本自動車工業会(会長:西川 廣人)は、『第四十五回 東京モーターショー(TMS)二〇一七』のショーテーマとテーマロゴを平成二十八年十二月二十二日に決定した。TMSは平成二十九年十月二十七日(金)から十一月五日(日)の会期で東京・有明「ビックサイト」にて開催される。会期前二日間はプレスデイ。


国内の産業を牽引するフロント ランナーである自動車業界。TMSは国内展示会の中で最上級だ。関連出荷額は五十二兆円、雇用は五百五十万人、輸出額の実に二割を叩き出す(経産省調べ、前々期)。国内上場企業の売上高ランクにおいて、首位はトヨタ自動車(7203.T1)で二十八.四兆円。二位は本田技研工業(7267.T1)で十四.六兆円。四位に日産自動車(7201.T1)で十二.一兆円。数値は全て前期。


ビジョン 「これまでのモビリティの価値を拡張していく」を掲げるTMSは、来年を飛躍のスタートと位置付けている。今回のテーマは“世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR”。業界を超越し世界最先端のナレッジ(知識)を集め、新イノベーションや新ビジネスを生み出せすという思いが込められている。来るモビリティ社会に関わる企業の幅広い参加を見込み、よりテーマ性を重視したプログラムを実施する。



またVR等の最新技術によって体験を拡張する「参加体験」や超業界の次世代モビリティ社会のキーマンが集う「カンファレンス」等の検討を進めている。以下は、今回のステートメント(宣言)。


クルマの進化は、これからどこへ向かうのだろう。その答えは、きっとひとつではない。もしかしたらそう遠くない未来、クルマという概念は今とはまるで違うものになるかもしれない。
けれど、思い出そう。クルマの本質とは何かを。

それは人を動かすものだ。ココロを動かすものだ。私たちの可能性をひろげ、自由にするものだ。
クルマが変われば人やモノだけでなくもっと多くのものを動かせる。社会を前進させ、境界を超えて世界をもっと自由にできる。

だからこそ東京モーターショーは、クルマという枠を超えて生まれ変わろうと思う。
世界最先端のナレッジがぶつかりあい、新たなイノベーションやビジネスを生み出すイベントへと進化する。時代とともに成長しながらモビリティ産業の次のミッションを指し示す。

さあ、回転数を上げよう。あらゆる境界を超えて、クルマの未来を拡張していく冒険のはじまりだ。

画像提供:東京モーターショー事務局/㈳日本自動車工業会

撮影:金剛正臣、岡本早百合

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