ガンダムの「戦略強化」と「サスティナブル」|第一回『ガンダム カンファレンス』

【ビジネス報道】 令和三年六月十五日にオンラインにてバンダイナムコエンターテインメント(BNE、代取:宮河恭夫、片島直樹)は、バンナムGの事業戦略プレゼンである第一回『ガンダム カンファレンス』を開催した。


昨年のガンダム売上高は九百五十億円。五年後の同八年には世界で一千五百億円を目指す。現在の海外シェアは三割だが、これを五割まで引上げたい。バンナムGのガンダム コンセプトは「グループ横断によるA「ガンダム戦略強化」とB「ガンダム×サスティナブル」の二つ。


Aは以下の三戦略で展開。

  1. 世界規模での話題創出戦略;実写映画「レジェンダリ ガンダム」、アニメ「ガンダムSEEDプロジェクトignited」、旗艦店の世界戦略、eスポーツの世界戦略、ガンダム実物大立像プロジェクト
  2. 国内活性化戦略;ガンプラ、ガンダムdocks、ガンダム マンホール プロジェクト、GUNDAMワールド
  3. ターゲット別&MD連動型作品展開戦略;日中北米、ガンダム ビルドリアル、アニメ映画「閃光のハサウェイ」、ガンダム ブレイカー バトローグ


 Bでは、IP(知財)軸戦略の下、ファンと共に持続可能な社会の実現に向けたグループの「サスティナビリティ方針」を策定。その一環として「GUNDAM UNIVERSAL CENTYURY DEVELOPMENT ACTION(GUDA)」を立上げる。


第一弾は、四月からバンダイナムコHD(7832.T1)等の四社による共同プロジェクト「ガンプラ リサイクル プロジェクト」を開始。ガンプラを組立て終わった後に残るランナを回収し、最先端技術「ケミカル リサイクル」によって新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせる。


第二弾は、人口問題・地球環境問題等の様々な社会的課題に対応する新しい発想や技術を募集する「ガンダム オープンイノベーション」。平成三十年と令和元年にバンナムGは、事業アイデアを募集する「バンダイナムコ アクセラレーター」を実施。新たに「ガンダム オープンイノベーション」として実施する。ガンダムと未来技術を掛け合わせ、未来の夢と希望を現実化するプログラム。七月中旬にエントリ開始予定。


BNE・藤原孝史 取締役(写真最上)は、「“宇宙世紀”とは人類の宇宙への移民の開始から始まる新しい歴史の概念でした。地球を含む広大な地球に人類が一個人としてではなく、“一つの種”として対峙していくという事は、ガンダムシリーズの根底にあるテーマの一つです。このテーマの下、現実の宇宙世紀に向けてバンダイナムコGは、本日発表しましたGUDAを実行して参ります。」と述べた。


詳細は以下のプレゼン動画より。


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