【社会考察】 平成二十九年七月二日に投開票する「都議選二〇一七」の前哨戦となる『千代田区長選』。告示は一月二十九日で二月五日が投開票となる。同区は東京の要で政治の永田町、行政の霞ヶ関、ビジネスの大手町・丸の内を擁する。そこを取り纏めるのが千代田区長という首長だ。
昨年、都の中で六番目のユーザ数となる千代田区民を代表し、ハイムは立候補予定の三陣営の広報を二十七日に探った。都知事・小池百合子(壬午)対都議・内田茂(乙卯)の代理戦争とも云われているが、三人目がいる。
政治団体「もっと。よくなる。千代田。」の代表を務める五十嵐朝青(乙卯)。東大法学部卒の四十一歳。広報は菊地俊一郎が担当している。結論から謂えば、三陣営の中で最も広報担当者としてのレベルが高い。五十嵐が広告会社出身とあって、非常にビジネスライク。こちらの選挙日程等の問いに至極、丁寧に応対した。
告示日に時間一杯で区内各地を廻る予定だ。HPとFB共に充実し、街頭演説等の選挙活動もしっかりと更新していく。選挙事務所は神田小川町三丁目一番。
小池サイドは現職・石川雅己(辛巳)で、東京都立大法経学部卒の七十五歳。五期目当選と二十年間の区政を狙う。広報は鈴木重雄が担当。選挙に挑む賑やかな雰囲気の中、節度ある品性高い応対をした。名刺はコスト感覚がある薄めであったが、僅かな時間であったが手厚いおもてなしであった。告示日には、第一声を神田神保町三丁目二番十三号の選挙事務所前で行い、夕方に有楽町イトシア前で街頭演説を仕掛ける予定だ。FBを使い、情報を更新していく。
内田サイドは与謝野信。英・エンブリッジ大経済学部卒の四十一歳。広報は同区の区議・嶋崎秀彦(乙亥)が応対した。嶋崎は自民党議員団の幹事長を務める。広報としては地方キャバクラの店長級の応対と残念ながら評価せざるを得ない。有権者に対しパイプ椅子で踏ん反り返り、威圧的な態度で敬語を使わない。嶋崎は報道機関に対する広報としての応対の教育をされていない様子だ。他陣営の話しを切り出すと、癇癪を起した。嶋崎は内田一派。但し、周囲のスタッフ達は大変に気さくで丁寧であった。
告示日には神田神保町二丁目二番三十四号の選挙事務所前で第一声を行う。街頭演説については、「やらないよ。挨拶に廻る。」と凄んだ。尚、与謝野のHPやFBは今月に削除した。
ハイムは告示日に三陣営を平等に取材する。
撮影記者:金剛正臣
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