【ビジネス・芸術報道】 令和三年八月五日に創業四百年超の京都の綿布商・永楽屋(代取:十四世細辻伊兵衛)は、アーティストとコラボした『手拭い』を販売開始した。第一弾は、イラストレータの森倉円とLAM。
手拭いとして、アートとしても愛されるブランドの未来に向けて新たな一歩をスタートさせる。円(上図)は同社の人気シリーズ「ラブリ紋」手拭いを、LAM(最上図)は「ラブリ紋」手拭い及び無数にある同社の手拭い柄から本人が薦めたい柄を選んでイラストとして表現した。
円が描き上げた手拭い「ラブリ紋」は、見た目の可愛さに加え、“魔除け”の願いを込めた。三色展開。ハート型は日本では“猪の目(いのめ)”と呼ばれ、古来より魔除けの意味が込められている事が所以。同社ではハート型の中に古典柄を配置。魔除けのみならず、長寿や子孫繁栄を願う縁起の良い柄で完成させた。併せて、染色後に抗菌・消臭・抗ウイルス等の効果を発揮するハイブリット触媒®加工を行い、より安心して使えるシリーズを実現した。
LAMが描いた手拭い「私は昔『桃太郎』と云われてました赤紅」。他は「ねこダンス」と「ラブリ紋」。桃太郎は、昭和七年に一年間で百柄以上も製作していた同社の手拭い事業部「百(もも)いろ会」が製作。足元には猿とキジ。隈取りを施した桃太郎を背中に乗せた「犬張り子」の柄。犬張り子は、古来より安産や健やかな子どもの成長を願う思いが込められた“縁起物”として日本で代々受け継がれている絵柄。
商品購入者にはオリジナルのクリアファイルとポストカードが貰える。他、店頭来店者の内、希望者には漏れなく同ポストカードを配布する。尚、初心者の為の手拭いの使い方もHP内に用意。タオルが使えないビジネスでも手拭いはキている。
画像:㈱永楽屋
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