起業ハードルを下げるべく都が『TOKYO創業ステーション』をオープン

【ビジネス ニュース】 平成二十九年一月二十六日に東京・丸の内にて、東京都(知事:小池百合子)と東京都中小企業振興公社(理事長:井澤勇治)は『「TOKYO創業ステーション」オープニングセレモニー』を行った。挨拶は小池百合子(壬辰)都知事と小磯善彦(乙未)都議会副議長がした。


セレモニでは、ヘッドラインの一木広治(甲辰)代取がコーディネータを務めるトークセッションを行い、ヤフー(4689.T1)の宮坂学(丁未、写真上)代取、スペースマーケットの重松大輔(丙辰)代取、リンクバル(6040.TM)の吉弘和正(庚戌)代取が登壇。これから創業ステーションで起業する人材へエールを送った。


創業ステーションでは、日本国内に於ける開業率を五.六㌫(二十七年)から十㌫に引き上げる事を目的とし、起業への精神的ハードルを下げるべく設置された。創業の意志があっても誰に相談したら良いのか分からないと、創業を諦めていた人材のフォローをする。



<一階と二階で異なるサポート>

 全二階に亘る施設のユーザは基本的に無料(一部有料)であり、施設には「創業コンシェルジュ(起業歴二~二十年、年商〇.二~七億の経営者)」が駐在。一階は都の「Startup Hub TOKYO」内にオープン スペースや託児所を用意した。起業の相談や他の起業予定者、経営者らとのコミュニケーションがとれる環境を主婦でも使える配慮だ。

セミナーイベント等を行う予定で起業を身近に感じる空間を創った。


二階の「創業ワンストップ サポートフロア」では、各々が個人的に相談できるブースを用意した。女性専用ブースを設け、女性起業者を優先する。一般相談のみならず、司法書士・税理士等が専門的な相談に応じる。融資相談では日本政策公庫、信用保証協会、東京TYフィナンシャル グループ(既出)が相談にのり、融資にも力を入れる。


都知事は「先輩起業家や同士とのネットワークを強める場として、女性の方々の起業家が増えて欲しい。この場所を卵として大きく羽ばたいて欲しい。」と酉年にちなんだコメントをした。また二十八年十二月より赤坂にて登記等の起業手続きをワンストップで行える「東京開業ワンストップ センター」を設置している。起業に関するハードルをより下げていく。


『「TOKYO創業ステーション」オープニングセレモニー/東京都、㈶東京都中小企業振興公社』

撮影記者:岡本早百合

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