SB・榛葉淳 専務「ビックデータはダーク(宝)データ」と唸る|Pepper World2017

【ビジネス ニュース】 平成二十八年二月八日と九日に東京・虎ノ門にて、本年で三回目の開催となった『Pepper World二〇一七/ソフトバンクロボティクスグループ、ソフトバンク』の初日に基調講演「Pepperによる業務自動化の実現に向けて」が行われた。


ソフトバンク ロボティクス グループの冨澤文秀(壬子)代取、ソフトバンクの榛葉淳(壬寅)取締役が登壇。導入企業として、はま寿司の田邊公紀 取締役、ヤマダ電気の一宮忠男(乙未)代取、世界最大級のアイスクリーム・パーラー・チェーンであるバスキン・ロビンス(サーティワン アイスクリーム)、沖縄徳洲会・湘南厚木病院が話しをした。




<シンギュラリティにPepper>

 榛葉取締役は現在を「超知性が誕生する瞬間ではないか。」と、ロボットとAIの技術的融合の可能性、シンギュラリティ(技術的特異点)を強調した。優れた技術を現業へ如何に活かしていくかを重要視し、Pepperが「ありとあらゆるデータを収集できる。」と誇った。


次に宇宙を例に挙げた。ダークマター(暗黒物質)とダークエネルギ(暗黒エネルギ)は科学的に検知されていないが、理論上で宇宙空間の九割を占めると謂われている。榛葉取締役はビックデータを隠れているダークデータと称して、現在は未だ見えない価値を追求する。そのダークデータを「トレジャ(宝の)データ」と言い換えた。


ソフトバンクはPepperを中央に据え、シンギュラリティの世界に立ち向かう。その為には、“協創”がこれから大切と巻き込みを図る。



末尾に冨澤代取は本基調講演を「ロボットの世界では最先端の議論だった。」と、鼻息を荒くした。海外においてヒトとロボットの違い、仕分けが具体的に行われていない点を声高に伝え、「圧倒的にPepperが凄い。我々は今、毎秒毎秒、差をつけている。」と、日本・ソフトバンクの先進性を主張。世界一を自負した。AI、スマートロボ(Pepper)、IoTを織り交ぜながら、進化させていく。最後に冨澤代取はビジネス聴衆者へ協力を仰いだ。


尚、七日には『Pepperの新たな取り組みに関する記者発表会(既報)』を報道陣向けに開催した。



『Pepper World2017/ソフトバンクロボティクスグループ㈱、ソフトバンク』

撮影記者:金剛正臣

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