「自信がありそうな人」の見分け方

【人生考察】 人には振り回されない人生の方が良い。人を振り回す様な人は「傲慢」である。ただ、一方で「自信がありそうな人」にも見える。この傲慢と自信、どうやって見分けたら良いのか。


一つの指針を示した者がいる。「ライフハッカーUS」の記者・Sam Blum。日本よりも報道の自由度が高い米国では、記者やTVのアンカの発言力は信頼性が高いと言える。自ら取材し、執筆した記事やTV番組に責任を負う、その報道機関の名を負っているからだ。日本の記者やTVのニュース司会者は異なる。責任を負うのは目先の数字のみ。格が違う。


そんな同媒体のスポーツ記者は、令和三年八月六日の記事にて傲慢と自信につき、「この二つの性質は根本的にどこか似た所があり、違いを見分けるのは困難です。」と記す。その違いの一つに挙げたのが、「他社との関係性」。



  1. 傲慢な人;自分の宣伝しかしません
  2. 自信がある人;周囲の人達を向上させる為に自分の特性を使います



言い得て妙。Blum記者はスポットライトを例に、「自身へスポットライトを当てて欲しい人」が傲慢。「他者へスポットライトを当てる人」が自信とした。至って分かり易い。


そして、自信ある者が傲慢な者へ堕ちないポイントも伝えた。それは『学び』。Blum記者は「自分自身を信頼するのは構いませんが、常に学ぶべき事は沢山あると受け入れると、傲慢な雰囲気を醸し出す人とは一線を画す事ができます。」と伝えた。


<実践>

 傲慢な人からは離れた方が良い。気が付かぬ間に振り回されて貴重な人生を無駄にしてしまうからだ。だから自信ある人と共に生きる。


Blum記者の指針を適用すると、常に学ぶ姿勢があり、他者へ光を当て他者を向上させようと努力している者となる。こういった人を選ぶ。これは小物と大物の違いでもある。


取材をしているとビジネスや政治、社会団体等でも「傲慢者」は多い。しかし「自信者」もいる。そういった人は他者を尊重し、敬意を払う。記者へも同様だ。媒体の知名度関係なく記者へ直接に感謝できる人は、傲慢者ではないだろう(差別しない)。


注意点は一つ。そういった人は傲慢者に比べて地味・控え目だ。小物は、これを自身と同じ様に小物と誤って判断してしまう。よって振り回される羽目に陥る。


傲慢者は表に出たがる為、目立つ。そういった人へはピエロと見做す。関与しない。それよりも、一見、控え目だが他者へスポットライトを当てようとしている人を探し、共に仕事をしよう。それだけできっと振り回されなくなるだろう。


「能ある鷹は爪を隠す」


記事:金剛正臣

写真:Sam Blum/Twitter

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