加藤紗里「ウィーナー、悪い事してない。」と|映画『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』

【芸能ニュース】 平成二十九年二月十八日、東京・渋谷にて映画『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ/トランスフォーマー』公開記念・初日トークイベントが行われた。本作は本年のアカデミー賞®「長編ドキュメンタリ映画賞」の最有力作品として選出。上映前のトークゲストには炎上商法・売名行為撲滅委員会の襷を掛け、米国旗のスパンコール ドレスを着た加藤紗里(庚午)が登壇した。


監督のジョシュ・クリーグマンは、ノンフィクション映画やPBSやMTV等のTV番組を手掛けた後に、自身初のインディペンデント作品である本作の監督・撮影・製作を務めた。高い評価を得た長編TVドキュメンタリ「The Trial of Saddam Hussein」でも脚本・製作・監督を務めた。同ドキュメンタリは元独裁者の裁判の真相に迫り、論争を巻き起こす暴露TVとなった。


クリーグマン監督は、本作の製作前に政治コンサルタントや選挙アドバイザとして働いていた経歴をもつ。セクスティング・スキャンダルが発覚する数年前のアンソニー・ウィーナー(甲辰)元 下院議員や地方議会・連邦議会を目指す者達を支えていた。



<日本語の吹き替えに挑戦したい>

 本作にはヒラリー・クリントン(丁亥)や現 米統領ドナルド・トランプ(丙戌)、前 米統領バラク・オバマ(辛丑)が登場する。見応えある映画だ。渦中のウィーナー元 下院議員を追ったドキュメンタリはスピード感があるだろう。本作が難し過ぎて三回、観た加藤は「一生懸命、観ないと追いていかれます。漢字も多いし難しいです。」と感想を述べた。ウィーナーに対し「全然、ウィーナー悪い事してないと思う。」と、自身の価値観から見たウィーナー像を伝えた。


また本作の日本語吹き替え版が無い点を指摘。「吹き替え無いから、紗里がやる。」と、吹き替えの仕事を望む旨をイベント後の囲み取材で訴え、主役のウィーナーには藤原達也が良いと吹替えのキャスティングまで視野を広げた。


本作は十八日から渋谷シアター・イメージフォーラムを始め全国十二劇場で順次公開する。


=あらすじ=

2011年、連邦下院議員だったアンソニー・ウィーナーの人気は凄まじかった。若くハンサムなルックスに鋭く明快なトークスキル。長年ヒラリー・クリントンの右腕を務める才色兼備の妻フーマと並ぶ姿はまさに「理想のカップル」そのもので、オバマ大統領に続く民主党の若手として注目されていた。

そんなある日、ウィーナーはツイッターに自らの「ブリーフ一枚の下半身写真」を誤って投下してしまう。何と彼には、女性と性的なメッセージや画像を送り合う〝セクスティング〟という隠された性癖があったのだ! 


ハッカーの存在を仄めかすものの時すでに遅し、彼の性スキャンダルは瞬く間に全米に知られ、泣く泣く議員を辞職するはめに。しかし二年後、ウィーナーは再起を賭けてニューヨーク市長選に立候補する。「もう一度、チャンスを与えてほしい」と訴える真摯な姿勢は人々の心を動かし、アッという間に支持率トップに!

と、思った矢先、またしても新たなる疑惑が持ち上がる……


これが人間の性(サガ)なのか?

とんでもない戦略とダマし合いに満ちた米国選挙の舞台裏。笑いと涙と愛と憎悪に包まれた、波乱万丈のリアル人間劇場へようこそ! 


映画『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ/㈱トランスフォーマー』 公開記念・初日トークイベント

撮影記事:岡本早百合

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