【ビジネス ニュース】 平成二十九年二月二十五日より放映開始したHY・仲宗根泉が出演する新CMを出したRIZAPグループ(2928.Am)の子会社であるRIZAPは、高齢者を対象とした健康寿命延伸の為の「健康増進プログラム」を開発し、静岡・牧之原において実施する事を決定した。本事業は参加者の健康数値の改善を成果目標とする。「健康増進プログラム」への参加者の参加前後の身体状況や健康状態等を総合的に数値化し、効果検証を行う。
今後は同社だけでなく自治体及び医療機関と連携して、「健康増進プログラム」の結果数値を解析し、新たな健康寿命延伸の指標を作る。同時に「結果重視型」の委託事業モデルの構築を目指す。これは、その成果等に応じて受け取る委託費用を変動させるものだ。併せて全国民の健康意識を高め、今回の取組みを持続可能なモデルにする為に同社はフルサポートする。
本事業の背景として国民医療費がある。それは四十兆円を超え、三年後には五十兆円に迫る勢いだ。国民医療費を抑える為の生活習慣病対策や健康寿命延伸の取組みには、集客や継続性の課題がある。先ずは静岡・牧之原(市長:西原茂樹)が手を上げ、今回の実施の運びとなった。個人トレーニングのデータが豊富な同社による牧之原市民への貢献が注目される。対象は高齢者や体力が低い者。
期間は三ヶ月間。週一回、九十分の健康講座。運動施設は同市の施設を利用し、食事等も管理する。評価する項目は体内(血液データ分析)、メンタル(ハピネス・ライフ・チェックシート)と身体能力(体力測定、体組成計測定)の三種。
尚、本年度の当初予算が百九十七億円(一般会計)の同市の人口は四.六万人で、六十歳以上の比率は十六.四四㌫(報道現在)。同市は「第二次牧之原市総合計画及び牧之原市まち・ひと・しごと総合戦略」の三年目を迎えている。五つの重点事業「宝子ども育成」「輝く高台開発」「魅力ある産業雇用」「活き活きと健康で活躍」「公共施設最適化」を確実に進めていく。
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