秋のTIFFは久松猛朗、東宝・東映・KADOKAWAの代取等で実行委を設置

【社会・芸能ニュース】 ユニジャパン(代表理事:迫本淳一、松竹代取)は、平成二十九年三月十日に理事会を開催し、元ワーナーブラザース映画の副代表であり、松竹(9601.T1)で取締役等を務めた久松猛朗を第三十回『東京国際映画祭』のフェスティバル・ディレクタとして承認した。久松は映画「黒執事(二〇一四)/ ワーナー・ブラザース映画」でエグゼクティブ プロデューサとして、「るろうに剣心 京都大火編(二〇一四)」と「同 伝説の最期編(二〇一四)」等に製作として携わった。共にワーナー・ブラザース映画が配給。


また椎名保(第二十九回東京国際映画祭/TIFCOMディレクタ・ジェネラル)は、引き続きユニジャパン副理事長の立場で、TIFCOMの代表CEOを務める。同時に第三十回『東京国際映画祭』実行委が設置され、委員長に東宝(9602.T1)の島谷能成(壬辰)代取、副委員長に東映(9605.T1)の多田憲之(乙丑)代取とKADOKAWAの井上伸一郎(乙亥)代取が選出された。


多田副委員長は、映画祭の諮問機関として新たに設置される「アドバイザリーボード」の委員長も兼務する。第三十回『東京国際映画祭』は十月二十五日(水)から十一月三日(金祝)の十日間、六本木ヒルズ、EXシアター六本木をメイン会場に開催する。新体制の下、第三十回という節目の年を迎えるに相応しい映画祭を実現すべくスタッフ一同が努める。


久松フェスティバル・ディレクタの就任挨拶は以下の通り。


この度、東京国際映画祭フェスティバル・ディレクターに就任いたしました久松猛朗です。これまでチェアマン、ディレクター・ジェネラル、そして今回はフェスティバル・ディレクターと呼称は変わってきましたが、錚々たる方々が 担ってこられた重責を引き継がせて頂くことは、大変光栄なことと感じますと同時に、身の引き締まる思いでもあります。

1978 年に松竹株式会社に入社以来、劇場勤務、宣伝、番組編成、海外劇場支配人、洋画配給、邦画配給、洋画買付、邦画製作など様々な業務を経験しながら、約40年に渡り多面的な視点から映画を学んできました。同時に、映画に関わる色々な職種の方々と出会い、映画に対する考え方や価値観が多様であることを肌で感じてもきました。

実際、映画の世界は実に多様です。日本の映画と世界の国々・地域の映画、作家性の強い映画と娯楽色の強い映画、シリアスドラマからコメディやアニメまでバラエティ豊かなジャンル、普遍的な或いは時代や地域を反映する様々なテーマ。その多様で多彩で豊かな映画の魅力を幅広く紹介し、映画祭を通じて多くの人たちと「映画を観る喜び」「映画を観る楽しさ」を共有していければと思います。 

今回、東京国際映画祭は第30回という節目の開催となります。これまで東京国際映画祭に参加して頂いた皆様や、支えて頂いた方々への感謝の気持ちを込めて、これまで29回の歴史を彩ってきた作品やゲストを振り返りつつ、これから映画祭が進んで行くべき方向性、ビジョンを明確にし、そこに向かって一歩を踏み出す年にしたいと思っています。

映画祭には多くの方々が関わられていて、それぞれの立場から様々な期待が寄せられていますが、それらは全て「映画文化と映像産業の発展」という大きなミッションへの貢献というベクトルに収斂されていくものであると確信しています。その大きなミッションへの貢献に向けて、同時に開催されますTIFFCOMとも緊密に連携を図りながら、スタッフと共に全力で取 り組んでいく所存です。何卒、より一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

画像引用:第30回東京国際映画祭 久松猛朗フェスティバル・ディレクター就任のお知らせ/㈶ユニジャパン

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