自身の経験からしっかりとした洗顔・保湿を推す歌舞伎俳優・片岡愛之助|アトピー性皮膚炎啓発『たもつ』プロジェクト

【美容報道】 令和三年九月十六日に東京・虎ノ門にてサノフィ(SASY.PA)は『アトピー性皮膚炎啓発「たもつ」プロジェクト アンバサダ就任&新WEB動画発表会』を開催した。アンバサダに就任したのは歌舞伎俳優の六代目・片岡愛之助(壬子)と「東京女子医科大」川島眞(壬辰)名誉教授。


同社は仏・パリを本拠とする製薬・バイオテクノロジ企業。医薬品(処方箋医薬品)販売では世界有数の規模を有す。グローバル・ヘルスケアのリーダとして世界百ヶ国以上で事業を展開。四つのグローバル ビジネスユニット(スペシャルティケア、ワクチン、ジェネラルメディスン、コンシューマー・ヘルスケア)で構成。十万人以上の社員が革新的な医科学研究に基づいたヘルスケア・ソリューションの創出と提供に取組む。


日本においても免疫疾患や先天性疾患・希少疾患、オンコロジ、糖尿病、循環器疾患、内科系疾患領域の医療用医薬品、ワクチン、コンシューマ向け製品等と幅広く事業を推進している。



<原因はストレスか>

 日本法人・岩屋孝彦(丁未)代取は「本プロジェクトでアトピー性皮膚炎の治療ゴールである良い状態のキープを目指し良い情報を発信して参りたい。患者さんの一助としてコンテンツをご用意してますので是非アレルギーiで検索してみて下さい。」と挨拶した。アレルギーiはアトピー性皮膚炎や気管支喘息、花粉症等のアレルギー疾患の情報や患者のサポートコンテンツを発信する情報サイト。


川島教授はアトピー性皮膚炎の治療のゴールについて講演。ここ十年少々で病態への考え方や治療法が変化してきた。病態の症状である「炎症」「痒み」「バリア低下」の三つに対し個々で治療を行ってきた。近年では、アレルギーの大本である二型炎症をターゲットに治療する事で三つの症状を抑制し、良い状態を保つ事が可能な時代になってきたと話した。


また、アトピー性皮膚炎は小児病と言われてきたが、現在は成人しても完治に至らず長期化。大人になってから発症する傾向があると言う。川島教授は「原因はストレスではないか。以前よりもストレスを上手く解消できていない。」と述べた。


同病態は医師と相談し、地道に治療を行い、炎症が表に出ない状態を保つ事でほぼ完治といえるとの事。同病態は、どの段階で疑ったら良いか問うと「乳幼児から症状が出てくる。最初の症状は顔が赤い、皮膚がぽろぽろ剥ける、肌が乾燥から始まる。年代によって症状は異なるがかゆみ・乾燥・赤い湿疹が数ヶ月以上続く。そういう症状がある方は、早めに相談へ行かれると良いと思います。」と返答した。



 幼少期から同病態に悩んでいたという片岡。「歌舞伎で濃いメイクをして荒れる事が多い。きちんと落として洗顔する事が大事。ごしごし擦(コ)すらず、メイクを綺麗に落とす事が大事。」と話し、食事や運動等にも気を遣っていると話した。


教授より「今、とても良い状態。優等生です。」と合格点を貰った片岡は「アトピー性皮膚炎の対処法として、塗り薬を使用する事が多いと思いますが、他に良い治療法はありますか。」と川島教授へ質問。教授は「基本は塗り薬の治療法になりますが、塗る箇所が多いとそれだけで非常にストレスになるので、我々も良い方法を探していました。数年前に二型アレルギーに対して塗り薬に頼らず、より簡単に良い状態をキープできる治療法が見つかりました。」と答えると、片岡は「ありがたい情報です、勉強になります。」と喜んだ。


最後に、アトピー性皮膚炎に悩む患者に向けて片岡は「アトピー性皮膚炎にならないと、分からない悩みが沢山あると思います。先生に伺った通り、悩んでいる皆さんには良いドクタを見つけて相談し、ドクタと二人三脚でアトピー性皮膚炎をどう乗り切っていく事を考えていって欲しいです。」とエールを送った。


撮影記事:岡本早百合

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