小池連合の圧勝予測に視る「代取の見える化」

【ビジネス・政治コラム】 七月二日に小池連合(都民ファーストの会・公明党)と東京自民の闘い「都議選二〇一七」が投開票される。小池連合の圧勝との予測も出ている。時代は一人のスターを欲している。国政ではアベノミクスを創り出した安倍政権。米国もトランプ政権と。組織の長のメディア露出度が肝だ。


ビジネスはどうだろうか。代取が目立つ企業は強いのではないだろうか。不祥事を起してから目立っても仕方がない。それではマイナス イメージが席巻してしまう。ビジネスは当然に常在戦場。政界から学ぶ事も多いだろう。知名度の低い政治家は記憶すらされずに風化していく。有権者に対しては、政治信条よりもメディア露出なのだ。よって程度の低い政治家が跋扈する。




<代取が見えない企業は衰退する>

 ビジネスも良い物を作っているだけでは売れない。売れる為にマーケティングやブランディングを駆使するのは、承知の事。ユーザにとって重要な事は、代取が見える事だ。「代取の見える化」が必要な時代になっている。上場企業でさえ不祥事を起す昨今において、ユーザとしては不信感が募る。その不信感を払拭する方法が「代取の見える化」と成り得る。


逆に云えば、代取の見えない企業の商品・サービスは今後、発展の見込みが厳しい。例えば、お水業界のホストクラブとキャバクラであれば、相対的にホストクラブの方が売上高が上。前者は代取が率先して前面に出ている。後者は代取が不明で分からない。これは顧客だけでなく、従業員のモチベーションにも影響を与える。上場企業も有名どころは、代取の知名度も高い。中堅・中小・零細企業も参考にすべきではないだろうか。



代取はタレントだ

 今迄の代取はホームページに「挨拶」という形で現れ受動的であった。ビジネスを伸ばせる企業は代取自らがSNS等を通じて発信する。ベストは有力メディアへの露出だが、現実的には難しいもの。代取の考え方、価値観がその企業に宿る。その考え方、価値観を知りたいユーザは思っている以上に多い。他にも積極的に記者会見(ビジネス媒体向け、芸能媒体向け)を定期的に行って代取が登壇したり、媒体に代取インタビュを取り上げて貰える様に売り込み行ったりと。


ここ迄で優秀な秘書と広報が必要な事が分かるだろう。代取はタレントなのだ。だからタレントを管理し売り込むマネージャが必要となる。となれば、今度は芸能プロダクションの仕事の仕方を知る必要があるのではないだろうか。ハイムがビジネス記事と政治記事、芸能記事を取り扱う理由がここにある。上手くいっている政治や芸能の現状を代取らが学ぶ為にある。代取は本業に集中した方が良い。それは商品・サービスの善し悪しの決定等の経営戦略と外交、そしてタレント活動だ。


時代によってニーズやワンツは変わる。代取の本業も時代によって変わる。新たな本業に集中した企業が今は生き残るのだ。無名な代取のビジネスは衰退するであろう。


記事:羽田野正法×撮影:金剛正臣

0コメント

  • 1000 / 1000