霞が関の電話マナーに躾を、礼節を軽んじる日本

【政治・教育論説】 様々な情報の確認や取材を依頼する際に、官公庁へ電話をする。あらゆる官公庁へ電話を掛けるが、不可思議な点が一つある。受付である代表電話は良しとして、担当部署へ電話を取り次いだ時に担当者が名乗らないのだ。


「はい、お電話変わりました。」とのみ。


一体、誰に変わったのだろうか。こちらは当然、記者として電話を掛けている。官公庁は日本を代表する組織・機関だ。「ご用件を承ります。」ぐらい言えないものか。米中政府や外資等の者が電話を掛けた際にも名乗らないのだろうか。打電・受電の双方において名乗らない事は民間(ビジネス)で在り得ない。電話に関するマナーは検索で基本が多く出てくる。子どもの頃に通常は電話の躾を学ぶ筈だ。


礼節を重んじる国の官公庁が電話を受けて名乗らない。



今の日本ではこういった事さえ、総理や各国務大臣が躾なければならないのか。省の事務方トップは事務次官なので、事務次官の躾の程度が低い事を証明してしまっている。重ねるが、日本を代表する組織・機関で名乗らない。これは日本国の恥ではないか。


先日、為替「円の信認」について財務省・国際局に電話取材を試みた。担当者は名乗らず当方の問いに対し、「私の一存では答えかねますので、上長に確認してから折り返しをさせて下さい。」と言った。一週間以上経ったが、国際局からの電話はなかった。


ビジネスにおいて「折り返し」の電話で許される感覚は何日だろうか。数日間も何も先方へ連絡せずに良いのか。



麻生太郎 財務相は「円の信認」を記者会見でも重視しているが、足元の財務省の部下達は人としての信用そのものがぐらついている。これで円(日本国)を他国へ信用して欲しいと願うのか。これは官公庁全般に関する事である。電話に出る者は、その組織・機関を代表している。


各政党に至ってはメールで打診しても、先ずメールは返ってこない。国会議員は一部、メールでやり取りが可能だ。



如何だろうか。日本の中央である永田町と霞が関の礼節を知れただろうか。対外信用を得る為には、礼節が基本。今の中央は「礼節を軽んじる国」に成り下がってしまっている。中国は着々とアフリカ等で信用を培っている。それが経済成長の差となって顕われている。日本は中国より信用が無いからGDPで抜かれたのだ。取引先がいなければ売上げも無い。その結果、国防が危ぶまれている。


有名だから大きな国・企業だからちゃんとするのか。そんな事をしていては、世界からの信用を日本国が失い続けてしまう。平和憲法を掲げる日本では、官公庁も政党も国会議員も、内外問わず礼節を重んじて頂きたい。


少なくとも我々の世代からは、無名で小さな国・企業であったとしても礼節を重んじる国に戻していきたい。

(了)

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