【政治・教育報道】 菅義偉(戊子)内閣総理大臣は、令和三年九月二十五日に米ワシントンDCにて第二回『日米豪印首脳会合』を行った。初対面。訪米二日目。
首脳会合は菅総理、米ジョセフバイデン(壬午)統領、豪スコットモリソン(戊申)首相と印ナレンドラモディ(庚寅)首相。
四ヶ国は、二十一世紀の課題における実践的な協力を前進させる以下の野心的な取組みを打ち出した。
- 安全で有効なワクチンの生産・アクセス向上等によるコロナ禍の終息
- 高い基準のインフラ推進、気候危機との闘い、新興技術、宇宙・サイバセキュリティにおける連携
- 四ヶ国全てにおける次世代の才能育成
<将来の指導者・革新者・開拓者を育成>
三について、今日の学生を「将来の指導者・革新者・開拓者である。」と位置付け、奨学金『日米豪印フェローシップ』を立上げる。これは、各国のリーダ達で構成される非政府タスクフォースとも協議の上で、社会貢献イニシアティブが運営・管理する。
本奨学金は、科学・技術・工学・数学(STEM)分野における日米豪印の優秀な修士・博士課程の学生を米国で研究を行う為に集める。新たなフェローシップで産学官のイノベーションと協働を進める事にコミットする科学技術の専門家のネットワークを作る。日米豪印への訪問及び各国のトップ級の科学者・技術者・政治家と関わる豊富なプログラムを通じ、奨学生間に互いの社会や文化に関する根本的な理解を醸成したい。
具体的には日米豪印から二十五名ずつ、年当たり百名、米国のSTEM分野の主要な大学院にて修士号・博士号の取得を目指す学生を援助する。このフェローシップは、大学院レベルの世界の主要なフェローシップの一つとなる。特徴はSTEM分野に焦点を当て、日米豪印のトップ級の学生を集める点だ。
アクセンチュア、ブラックストーン、ボーイング、グーグル、マスターカードとウェスタンデジタルが創設スポンサ。支援に関心のある更なるスポンサを歓迎している。
その他にも、以下にて四ヶ国は能力を結集させる。
- (インフラ)日米豪印インフラ調整グループの立上げ
- (同)ハイスタンダードなインフラ主導
- (気候)グリーンな海運ネットワーク形成
- (同)クリーン水素パートナーシップの設立
- (同)気候変動に対する適応・強靭性・準備の強化
- (新興技術) 原則に関する日米豪印声明の発表
- (同)技術標準コンタクトグループの発足
- (同)半導体サプライチェーン・イニシアティブの立上げ
- (同)5G展開・多様化の支持
- (同)バイオ技術の動向調査の実施
- (サイバセキュリティ)日米豪印サイバ上級グループの立上げ
- (宇宙)地球・海洋を保護する為の衛星データ共有
- (同)持続可能な開発の為の能力構築を可能に
- (同)規範・ガイドラインについて協議
写真:総理大臣官邸
0コメント