【ビジネス・社会・芸能報道】 ソフトバンク(代取:宮内謙)は平成二十九年三月二十八日に東京・汐留の本社にて、『春休み!Pepperプログラミング特別教室』を小学生六十八名と共に開催した。同イベントのメディア公開は初。午前から始まった第一部ではワークショップが開かれ、小学生がPepperのプログラミングについて学んだ。第二部ではワークショップの成果物として、小学生の八チームがプログラムを発表。講評が行われた。
三年後に小学生はプログラミングが必修科目となる。既に小学生のITリテラシの平均値は向上している。早い時期からプログラミングの楽しみを知る事で、子ども達の将来性を広げる。同イベントのテーマは「○○を笑顔に」。一般公募で選出された小学生がAからH迄の八チームに別れ、各グループでプログラミングに挑んだ。午前から始まり、約四時間強で発表まで仕上げて発表に至った。
各チームのテーマ ジャンルは以下の通り。
A.「家族」言語に対しての受け答え
B.「家族」家族を想って作った言語の受け答え
C.「面白い動き」オラオラ系なPepper
D.「人を幸せにする」Pepperが対象の気分によって掛ける言葉を変える
E.「友達を笑顔に」ダンスとペッパー・小学男児二名による漫才
F.「スピードワゴンを笑わす」ハンバーグ師匠(井戸田ネタ)の弟子ステーキにペッパーがなる
G.「友達を笑顔に」友達の名前を言う、Pepperが友達の特徴を紹介する
H.「スピードワゴンを笑わせる」Pepperが井戸田をいじる
ハイム五番目に発表したEグループに注目した。他グループと異なり、Pepperを一人格として人間の輪に入れる発想が面白かった。男児二名との漫才トリオの様な感覚を抱く程の完成度であった。そこにスピードワゴン・井戸田潤(壬子)も加わり、会場を沸かせた。
<小学生からプログラミングを学ぶ事への期待>
全グループの発表が終わり、ソフトバンクの坂田大 本部長は「工夫があって素晴らしい。将来、天才プログラマが現れる事を期待。」と自社内(大人)では発想しえない小学生の思考の柔軟性を高く評価した。
「筑波大」の落合陽一(丁卯)助教授曰く、「二次元の絵は簡単そうに見えるが、今回の行動はプログラムに必要な要素が全て入っている。物を動かす、物を喋らせる、音声を認識させる、条件に分岐して物を動かせる全ての要素が入っている。初めての子達が四時間程で発表できるまで出来るのはコンピュータとの親和性が高く、凄く良かった。」とプログラミングに使用したソフトを強調した。
また博報堂の原田曜平は、「プログラミングを駆使して、若者の声が届く様にしていって貰いたい。(子ども達が)遊んでる様にスキルアップしたのは迚も良い事。日本全体をスキルアップしていったら良いと思います。」と述べた。
小沢、開発に入りたい
囲み取材を受けたスピードワゴン。小沢一敬(癸丑)は「ロボットが僕達の頃より身近なんだなと感じました。これからは生活日常にPepper。Pepperに介護されてるかもしれない。」と期待。井戸田は「Pepperが家事をやってくれたら。料理とか、全部やってくれるPepperが良い。」とコメントした。更に「開発に僕(小沢)呼んでほしい。」と、コンビネタを常に考える小沢の頭には様々なアイディアが浮かんでいる様であった。
尚、本年四月より同社はPepperの社会貢献プログラムとして、「Pepperプログラミング授業」を全国的に展開する。二千体を無償で提供し、世界最大規模のロボット プログラミング授業を始動させる。全十七自治体・公立小中二百八十二校を都市部から地方まで展開。特別区では港区のみとなる。以下に導入エリア一覧。
- 北海道西天北五町連合
- 福島県南相馬市
- 栃木県下野市
- 東京都港区
- 東京都狛江市
- 東京都町田市
- 静岡県掛川市
- 静岡県藤枝市
- 愛知県一宮市
- 大阪府池田市
- 和歌山県かつらぎ町
- 岐阜県岐阜市
- 滋賀県草津市
- 兵庫県神河市
- 岡山県新見市
- 福岡県飯塚市
- 佐賀県武雄市
『春休み!Pepperプログラミング特別教室/ソフトバンク㈱』
撮影記事:岡本早百合
『春休み!Pepperプログラミング特別教室/ソフトバンク㈱』
記事:荒田雅×撮影:金剛正臣
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